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「つまらない地層が面白い」 チバニアン命名で茨城大教授

「チバニアン」が国際標準模式地に認定され、記者会見する岡田誠茨城大教授(左から3人目)ら=17日午後、東京都立川市

千葉県市原市の養老川沿いにある地層「千葉セクション」に基づき、約77万4000年前から約12万9000年前の地質時代が「チバニアン(千葉時代)」と命名された。国立極地研究所で17日記者会見した研究チームの岡田誠茨城大教授(54)は「泥しかたまっていないが、過去の地球の情報を連続的に復元できる。(見て)つまらない地層ほど面白いと思っていただきたい」と話した。

千葉セクションの地層は、かつて沖合の海底にあり、泥が堆積した後、地上に隆起した。砂や小石が交ざっておらず、「のっぺりしていて地層の面が全然見えない」。しかし、泥の堆積ペースが速く、連続しているため、時間の経過を細かく調べることができ、国際地質科学連合に認定される要因の一つになった。

羽田裕貴・極地研特任研究員(28)は地層内にある海の微生物「有孔虫」の化石を調べ、昨年春に茨城大大学院で博士論文をまとめた。化石に含まれる酸素同位体の比率を分析し、当時の海水温や極域にある氷床の量を推定。研究データは今回の認定に大きく貢献した。

羽田さんは千葉時代について「現在と似ているが、ちょっと寒かったのではないか」と話し、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出が気候変動に与える影響を評価するのに良い研究対象になると指摘した。