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ファーウェイ、Androidタブレット新シリーズ「MatePad」を3モデル

ファーウェイ・ジャパンは6月2日、OSにAndroidを搭載したタブレット「MatePad」シリーズを発表しました。ファーウェイのAndroidタブレットは「MediaPad」というブランド名でしたが、新たにMatePadへとブランド名を刷新。10インチクラスの「MatePad Pro」「MatePad」、8インチクラスの「MatePad T 8」という3モデルのラインナップです。ミドルレンジのMatePadにはLTEモデルも用意されています。

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発売日は、MatePad ProとMatePadが6月12日、MatePad T 8が7月初旬の予定。推定市場価格(以下税別)は、MatePad Proが59,800円、MatePadのWi-Fiモデルが29,800円、LTEモデルが36,182円、MatePad T 8が13,900円となっています。MatePad Pro向けには「HUAWEIスマートワイヤレスキーボード」が用意され、価格は14,900円。MatePad ProとMatePadで使えるデジタルペン「HUAWEI M-Pencil」は9,990円です。
○優れたハードウェアだがアプリが課題

最上位のMatePad Proは、10.8インチ2,560×1,600ドットの大型高解像度ディスプレイを搭載。輝度540nit、280ppi、1500:1のコントラスト比といった高性能ディスプレイで、画面占有率は90%。ベゼル幅を4.9mmと細くしたことで、一般的な10.1インチタブレットのサイズで10.8インチ画面と、わずかに大型化しました。ライバルとなるiPad Proは占有率84.6%、ベゼル幅8.3mmとのことです。

パンチホール型インカメラを備え、ベゼル幅を太くせずにカメラを内蔵させました。アウトカメラは1,300万画素、インカメラは800万画素で、いずれもAFに対応しています。

本体サイズは約幅246×高さ159×厚さ7.2mm、重さは約460g。SoCはKirin 990、メモリ6GB、ストレージ128GB、OSはAndroid 10.1ベースのEMUI 10.1.0です。バッテリー容量は7,250mAhで、動画再生は約12時間、Web閲覧は約11.5時間と、長時間駆動を実現しています。USB Type-Cポートによる急速充電に加え、Qi準拠のワイヤレス充電にも対応。15Wの急速ワイヤレス充電で、30分充電で約2時間、60分で約4.2時間の使用が可能としています。

オプションのM-Pencilは、磁石を内蔵して本体上部に接着するようになっており、そのまま充電も行われます。30秒の充電で10分、1時間で10時間使えるそうです。4,096段階の筆圧検知機能やパームリジェクション機能を備え、滑らか快適に描画できます。画面オフ時にペンで画面をダブルタッチすると、即時にメモを取れる機能も便利。手書きメモアプリの「Nebo for Huawei」「MyScript Calculator」が付属するほか、ダウンロードすればお絵かきアプリの「ibisPaint X」も利用可能です。

同じくオプションのワイヤレスキーボードは磁石で接着するタイプで、キーストロークは1.3mm。PCモードにすれば、デスクトップにファイルを置けるなど、パソコンのように使えます。

背面にはワイヤレス給電機能があり、ワイヤレス充電対応のスマホなどをタブレットから充電できます。7.5Wの容量で、例えばスマートフォンのHUAWEI Mate 30であれば、30分の充電で約1.5時間、60分なら約3時間の使用が可能になるそうです。

サウンド面では、4チャンネルの4スピーカーとHarman Kardonによるオーディオチューニングによって、パワフルで高音質の再生をアピールしています。

○便利なマルチウィンドウ

大画面を生かしたマルチウィンドウ機能もポイント。2つのアプリを並べて表示するほか、フローティングウィンドウとして3つのアプリを同時起動できます。各アプリ間は、ドラッグ&ドロップによるデータのやりとりをサポート。パソコンのように、簡単にアプリを切り替えて使えます。

ファーウェイ製スマートフォンと連携する「Huawei Share」も搭載。相互にデータを高速ワイヤレス転送できるほか、「マルチスクリーンコラボレーション」機能によって、スマートフォンの画面をタブレット上に表示することができます。そのままタブレットでスマートフォンの操作をしたり、ファイルを転送したりも可能です。

タブレットとしては、iPad Proのライバルとなりうるほどの高スペックで充実した機能を備えていますが、米中の経済摩擦の影響でGoogleサービス(GMS)を搭載できないため、代わりにHMS(Huawei Mobile Services)を搭載しています。GmailやGoogleマップなどのGoogleアプリがないほか、Google Playからアプリのインストールができなくなっています。

アプリは「AppGallery」(アプリストア)からインストールします。LINEやMicrosoft Officeなど、日本でもよく使われるアプリが公開済みです。GmailやGoogleマップといったGoogleアプリはブラウザでも利用できるため、ブラウザ経由で使うといった工夫の余地はあります。とはいえ、それだけでは使えないアプリも多く、Google Playからアプリをインストールできないのは大きなデメリットではあります。

ハードウェアや機能性は優れているため、ユーザー側の使い方としてこのあたりの課題がクリアできるなら、良い選択肢になりそうです。なお、海外では5Gモデルを含めたモバイル通信対応モデルも発売されていますが、日本ではWi-Fiモデルのみの展開です。
○ミドルレンジは良コスパ、ペンに対応、LTEモデルも用意

SIMフリーのLTEモデルも用意されたミドルレンジのMatePadは、上位のMatePad Proと比べて、スマートキーボードに非対応、M-Pencilの充電が付属ケーブル、といった点が異なります。SoCはKirin 810、メモリは3GB、ストレージは32GB、OSはAndroid 10.1ベースのEMUI 10.1.0を搭載。本体サイズは約幅245×高さ155×厚さ7.4mm、重さは約450g。ほか、ディスプレイが解像度2,000×1,200ドット、画面サイズが10.4インチ、輝度470nit、224ppiなども、上位のMatePad Proと違う部分です。

本体は、横持ちにしたとき上部中央ベゼル内にインカメラが収まる一般的なデザイン。インカメラはMatePad Proと同じ800万画素ですが、AFには対応していません。4スピーカーとHarman Kardon監修のチューニングは、MatePad Proと同等です。

バッテリーは7,250mAhで、充電はUSB Type-C経由の急速充電に対応。ワイヤレス充電や給電は非対応です。LTEモデルでは、下り最大262.5Mbps、上り最大50MbpsのLTE通信が可能です。

ソフトウェア面は、基本的にはMatePad Proと同等。マルチウィンドウやスマートフォン画面の投影、ファイルの転送などが可能です。GMS(Google Mobile Services)がなく、HMS(Huawei Mobile Services)のみということで、アプリの課題を抱えている点もMatePad Proと同様です。

○安価でコンパクトなタブレット「MatePad T 8」

エントリー向けのコンパクトなMatePad T 8は、8インチ1,280×800ドットのディスプレイを採用。縦持ち時の横ベゼル幅を4.9mmに抑えたことで、80%の画面占有率を確保しながら、7インチクラスのサイズ感に収めています。

本体サイズは約幅121×高さ200×厚さ8.6mm、重さ約310g。SoCにはMediaTek MT8768を採用し、メモリは2GB、ストレージは16GB、OSはAndroid 10.1ベースのEMUI 10.0.1です。

メインカメラはAF対応の500万画素センサー、インカメラは200万画素センサー。バッテリーは約5,100mAhで、12時間の動画再生、12時間のWeb閲覧が可能としています。

ほかの2モデルも同様ですが、キッズモードに切り替えられます。あらかじめインストールされたレコーダー、カメラ、マルチメディア、お絵かきツールという4つのアプリがあり、ペアレンタルコントロールによって各種の制限を設定できるので、安心して子どもに渡せます。なお、M-Pencilやスマートキーボードには非対応です。