+Styleからスマートフォンやスマートスピーカーによる音声操作に対応する「スマート全自動コーヒーメーカー」が発売された。本機が生活に役立つスマート家電になるのかレビューしてみたい。
+Styleから発売された「スマート全自動コーヒーメーカー」。アプリやスマートスピーカーによる音声操作にも対応している
スマート全自動コーヒーメーカーは、水とコーヒー豆をセットして最大6杯分のブラックコーヒーを淹れることができる。使い勝手がとてもシンプルなので、ホームネットワークを経由してつなぐスマホアプリによる操作も簡単。誰でも迷わずに扱える魅力がある。税込価格も1万3800円とリーチしやすい。本体のサイズは最も長い奥行き方向でも約32cmとさほど大きくないため、キッチンやダイニングに空きスペースを作ってコンパクトに置ける。重さは約2.6kg。
キッチンやダイニングの一角にコンパクトに置けるサイズ感
使う時には給電が必要だが、コンセントを抜いてしばらく経つと、ホームネットワークのWi-Fi設定が元に戻るのに少し時間がかかった。電源ケーブルはつなぎっぱなしにしておくか、出し入れして使う場合はコーヒーを淹れる少し前に電源ケーブルを接続しておきたい。 アプリによる操作はとても簡単で使いやすい。コーヒーは1杯から、味は「濃いめ」「薄め」を調節できる。最長30分目安の保温機能もある。高級ステンレスフィルターを採用。コーヒーの味は?
コーヒー豆は粉のものだけでなく、豆の状態からミルで挽くこともできる。ミル挽きの間は少し大きな動作音が発生するが、すばやく挽いた後は静かにドリップしてくれる。最大6杯分のコーヒーを淹れるための時間は目安で10分前後としている。紙フィルターの交換が要らないステンレスフィルターを採用した点にも注目だ。一般的にステンレスフィルターは、コーヒーのコクやアロマ感を余すところなく引き出せる高級なアイテムとされている。紙のフィルターと比べて若干フィルタリングの目が粗いので、コーヒーの微粉もわずかにドリップされてしまうところは好みが分かれるところかもしれない。またステンレスフィルターは、コーヒーを淹れた後に長い時間放っておくと目詰まりを起こしがちなので、片付けは速やかに行うように習慣づけたい。