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「設立から1000日目」を迎えたFCCL、次世代に向けたPC・AIの事業戦略を発表

富士通クライアントコンピューティング(以下:FCCL)は設立から1000日目を迎えた1月25日にオンラインで「FCCL DAY1000 Memorial Reception」を開催。注力するFMVシリーズ最新モデルの開発背景、ならびに年内提供を目指す独自のAIアシスタント「ふくまろ」を活用した新たなコンシューマ向けサービスを紹介した。富士通クライアントコンピューティング(以下:FCCL)は設立から1000日目を迎えた1月25日にオンラインで「FCCL DAY1000 Memorial Reception」を開催。注力するFMVシリーズ最新モデルの開発背景、ならびに年内提供を目指す独自のAIアシスタント「ふくまろ」を活用した新たなコンシューマ向けサービスを紹介した。

設立以来3年間、好調を堅持するFCCL

FCCLは2018年5月1日にレノボ・富士通のジョイントベンチャーとして設立した。コンシューマ向けに富士通パソコンFMVシリーズを開発・販売するほか、次世代に向けたAI・IoT関連のデバイスやサービスの開発にも注力している。オンライン発表会に登壇した同社代表取締役社長の齋藤邦彰氏は「お客様の困り事を解決して、豊かな生活を支えるパーソナルコンピューティングを、汎用PCの領域を超えて様々な機器やサービスにより実現することが当社のミッション。設立から3年の間に順調な成果を挙げてきた」と歩みを振り返った。

プレゼンテーションに立つ代表取締役社長の齋藤邦彰氏

記念すべきマイルストーンを築いた日に、富士通の取締役シニアアドバイザーの山本正已氏は「パソコンが今までにないテクノロジーをつくり、新しいものを作り出せるチャンスが到来している。これからもFCCLには世界に先駆けたエッジコンピューティングに挑戦してもらいたい」と激励のコメントを寄せた。

激励のビデオメッセージを送った富士通取締役シニアアドバイザーの山本正已氏

ほかにもマイクロソフト、インテル、レノボ・ジャパンなどFCCLのビジネスパートナーによる祝辞が次々に紹介され、各社ともに今後もFMVシリーズの開発を中心に連携を強化していく考えを伝えた。NECパーソナルコンピュータ/レノボ・ジャパンのデヴィッド・ベネット氏も「同じグループ内で競い合ってきたことがPCのイノベーションを加速させることにつながった。これからも良きライバルとして切磋琢磨したい」とエールを送っている。

NECパーソナルコンピュータ/レノボ・ジャパンのデヴィッド・ベネット氏

コロナ禍の中でも安定して製品を開発、その理由は?  2020年には日本国内の各産業が未曾有のコロナ禍に見舞われ、現在も厳しい環境への対応を迫られている。FCCLは昨年新型コロナウィルスの影響を受けながらもビジネスの足場が大きく崩れることはなく、ユーザーに寄り添うサービスを安定提供できたと齋藤氏が総括している。

コロナ禍の中でもFCCLの2020年のパソコン事業は安定した成果が残せたという

その理由に拠点オフィスに働く従業員のテレワーク移行を徹底推進したことなどが挙げた。社員の感染防止を徹底して努めただけでなく、社員が安心してオンラインワークに集中できるようにITサポート全般を提供する専任チーム「Tech Pit」を社内に置いた。齋藤氏はこのことが奏功して、いち早くテレワーク環境への移行を済ませることができたと語っている。「コロナ禍中に在宅ワークが続くと特にパソコンの利用動向が『仕事と個人の垣根を超える』ことが多く見られるようになり、生活のオンライン化があらゆる方面で加速化している」(齋藤氏)。FCCLが「New Normalife」と呼ぶところの、いわゆる“新しい生活様式”への順応を多くの人々が求められるなか、「当社はすべての皆様にNew Normalifeをもっと楽しく過ごしていただけるように、これからもお客様に近く寄り添うことを設立から1000日の今日を迎えて宣言したい」と力強く語った。
ユーザーのパソコンを中心とする「New Normalife」を積極的に支援する方針が伝えられた。

PC開発から独自のAI「ふくまろ」まで FCCLの戦略的事業

昨年冬に発売したFMVシリーズについては、引き続き2021年の春商戦に向けた展開を加速させる。齋藤氏は「コロナ禍が続く中でいつものように予想を立てることは難しいが、当社が変わらずお客様に寄り添い、一緒に困り事を解決することに注力していけば必ず良い方向に持って行ける。自社による国内製販一体体制を敷く強みを活かして2021年も全力でミッションの達成に取り組みたい」とした。

FCCLが2020年10月に発表した「LIFEBOOK UH-X/E3」は世界最軽量のノートPCの記録を更新した

FMVシリーズのPCを継続して強化していく一方で、加速する社会のデジタルトラスフォーメーションに取り残されつつある人々の困り事にも手を差し伸べられるよう、現在FCCLが鋭意実証実験を進めているという新しいサービスの一端もプレビュー公開された。

ふくまろからオペレーターにつなぎ、デジタルデバイドに悩むユーザーの「パソコンをつかってやりたいこと」を支援する。

FCCLでは富士通独自のAI技術をベースに開発した、日本語の音声操作にも対応するAIアシスタント「ふくまろ」をFMVシリーズのパソコンに載せている。PCの操作に不慣れなシニアのユーザーにふくまろを活用してもらい、音声操作により困り事を相談。ユーザーをサポートするオペレーターにつなぎ、パソコンの画面を共有しながらオンラインサービスを活用して旅行の計画を立てたり、オークションへの出展をサポートしたりする新しいサービスの事例を紹介した。齋藤氏は「お客様の困り事を、最後まで丁寧に解決してくれる新しいサービスによって他社のAIアシスタントとふくまろを差別化できると考える。2021年度内には提供を開始したい」と述べて発表会を結んだ。(フリーライター・山本敦)