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【イベント直前座談会】iPadを買うのに理屈なんてない、iPad自体がエンタメなのです

iPadって結局どこがいいの?

みなさん、もうすぐAppleのイベントですね! 今回は新型iPad ProやiPad miniの登場が噂されていますけど、もし出るとしたらどちら狙いですか?

同じiPadでも、特徴が大きく異なるジャンルなだけに、ハッキリと意見が割れそうな予感がするけど、そのどちらかで悩んでいるのが、編集部の綱藤さん。

「iPad Proはエンタメにしか使っていないから、次はminiを買おうと思うのだけれど、Proも欲しくなりそうな気がする… なぜこんなにiPadは魅力的なのか。人はなぜiPadを買うのか?」

この哲学的なiPad選びの難しさに対峙して、結局答えが出せず…。

こうなったら、周囲のiPadユーザーの意見を聞いてみよう!という考えに至ったようで、イベント直前にして急遽非常招集(オンライン会議)が開催されました。参加者とメインiPadは以下となります。

・編集部 綱藤(あみとう):iPad Pro 11インチ(2018)

・編集部 かみやま:iPad Pro 12.9インチ(2015)

・ライター ヤマダ:iPad Air 第4世代(2020)

・ライター 小暮:iPad mini 第5世代(2019)

4人も集まると、iPadの使い方やiPadに対する考え方がけっこう違いましたよ。

みんなどんなふうにiPad使ってるの?

綱藤:急遽集まってもらってありがとうございます。突然ですが、みなさんそれぞれiPadのモデル・サイズが違うんですが、自分のiPadをどういう風に使っていますか?

ヤマダ:一番使っているのはゲームですね。スマホゲームが大好きなんですが、前使ってたiPadだと『原神』というゲームが重くてグラフィック設定を最低ぐらいにしないと動かなかったんですね。でもちょうどその頃、前のiPadが壊れてiPad Air 第4世代を買ったら、ほぼマックスのグラフィック設定で動くようになって、これはね…いいですよ。

綱藤:やっぱ、スマホゲームするならグラフィックも強くて画面もでかいほうが良いんですか?

ヤマダ:そうですね。かといって12.9インチだとデカすぎなので、手で持ってゲームすると考えると、Airくらいがいいですね。プロセッサ性能も非常に良いってわかってましたし、そう考えると6万9080円(税込)からってのはだいぶ安かったですよ。

綱藤:突然壊れたiPadのピンチヒッター兼最新ゲームを動かすとしてはコスト抜群だと判断したんですね。ちなみに、ゲーム以外のエンタメにはiPad使わないんですか?

ヤマダ:ビデオ系をiPadで見ることは完全にないです。55インチブラビアを買ってしまったので…! そりゃ〜、テレビで55インチあったらね、さすがに10.9インチじゃ何も見ないわねってなっても不思議ではないと思うの。

綱藤:いやー、それめっちゃわかります。うちのテレビは安物ですけど、Apple TVが繋がっているんでそっちで見ちゃうんですよね。ちなみに、他の方ってどうですか?

小暮:動画系はほぼiPadかなぁ。

かみやま:僕もiPadですね。

綱藤:小暮さんちはテレビありますよね?

小暮:さすがにあるよ(笑)。でも、育児中なのでじっくり腰を据えてテレビ見るっていう時間がもう取れなくて。iPadで垂れ流して置いておくとか、子供抱っこしてスタンディングデスクで仕事しながら横目でチラチラ見るとかいう生活だった。

綱藤:完全にながら見生活なんですね…。お疲れさまです。

小暮:でも、ながら見生活にはiPad miniのサイズがすごく良かったんだけど、万能ではなくてさ。miniのサイズ感をもってしても、子供を抱っこで寝かせながらじゃ片手で操作ができなくて、最近はさらに小さなiPhoneがメインのエンタメ端末になりつつある。でも、理想を言えば持ち歩くにはminiが良かったねぇ。ほんとmini好き。

綱藤:なるほど、かみやまさんもテレビありますよね?

かみやま:うちはテレビが古くて、あんまり綺麗じゃないので、精細なディスプレイで近づいて見られるiPadが快適ですね。僕もながら見が多いんで、映像の視聴スタイルは腰を据えない見方が多いですね。

綱藤:結構みんなエンタメデバイスとして使ってるんですね。僕の場合はiPad Pro 11インチなんですが、ほぼ雑誌と漫画デバイスにしか使ってなくて…。

全員:iPad Proなのに!

iPadで仕事できる? 仕事したほうが良い?

綱藤:僕は元々は仕事のサブ機としてiPad Proをしばらく使ってたんですが、やっぱりパソコンとは違うので最近は仕事で使うのがだんだんつらくなってきたんですよ。今ではただのKindleと化していて、もったいないと思ってます。みなさんは仕事用としてiPadをどう見ています?

かみやま:ちょっと疑問なのが網藤さんは「なんか仕事で使わなきゃいけない」が前提としてあるみたいですけど、僕はiPadって仕事で使えないから楽しいデバイスだなって思ってて…。僕の場合iPadを使ってる時間って、自由な時間なんですよね。

全員:おぉ〜…(頷き×3)。

かみやま:仕事はPCでやってて、たまにちょっとiPadを触ることで、その時間は仕事から逃げて自由になれるんです。電子書籍を読んでもいいし、動画見てもいいし、お絵かきしてもいい。iPadのいいところって、そういう「俺仕事してないわ」って、高等遊民感が出るところが楽しくって(笑)。

綱藤:僕にとってはその発想が斬新ですね…。iPad Proを選んだから元を取らなきゃ!っていう貧乏性が働いてると思うんですよ。まぁ、雑誌だけ読むiPad買えばいい話なんすけど、やっぱハイエンド見ると欲しくなる病気あるじゃないすか!

ヤマダ:わかります。それはわかります。

綱藤:ヤマダさんはiPad仕事で使ってます?

ヤマダ:完全にサブですね。PCのいらないレベルの取材のときは持っていくかなレベル。でも、年末にMacBookが壊れたときはiPadの2分割画面(SplitView)でブラウザ開きながらPagesで原稿書くとか普通にできて、「うん、できんじゃん」って。でも、必要に迫られてやった感じですし、全体で見ると仕事用途で使うのは1割くらい。

かみやま:僕は、MacBook Pro 16インチをメインで使ってて、iPad Pro 12.9インチをSidecar(iPadをMacのサブディスプレイにする機能)でつないで仕事してるんですよ。iPadをSidecarにしちゃうとただの画面になっちゃうんで、もう1台iPadが欲しいんですよね。

小暮:完全にヤベーやつの発想だ!

かみやま:だってSidecarって今1台しか繋がらないじゃないすか。でももし3、4台使えるようにしてもらったら、何台iPad買っても「いや、Sidecarで使うんで」って理由が建つじゃないですか。大きなディスプレイ1つよりもそこそこの大きさのサブディスプレイが複数あって、どこに何を置くかを分けた方が僕は使いやすいってのもあるんですけど。

綱藤:ドン引きしてます笑。でも仕事が終わったらSidecar取り外して、仕事以外のことにすぐマインドチェンジできるのはiPadのいいところですよね。小暮さんは、iPad miniを仕事には使ってませんか?

小暮:基本Macの前にいるから仕事で…とはならないね。でも、外に撮影に行くときはiPad miniは欠かせないかな。写真や記事構成の確認をしたり。でもそのくらい。たとえばminiの画面サイズでApple Pencilで手書きで...って気持ちにはちょっとならないかな。

かみやま:いや、iPad mini+手書きといえば、Business Insider Japan編集部の小林さんという方がいて。取材のとき右手でフルサイズ一眼カメラ持って写真撮りながら、左手でiPad miniとApple Pencilで取材のメモを取ってたんですよ。それ見て、最強にテックな仕事のしかただ!って思って。僕もそれやりたいなって、ちょっとした憧れがあります。

綱藤:それはかっこいい…。

絵描きなら12.9インチは最高?

綱藤:そういえば、iPadっていくつもサイズありますけど、その中で12.9インチだけ、ちょっと別格な存在な気がしませんか?

かみやま:僕はやらないんですけど、絵を描いている人は12.9インチを選ぶイメージが強いですね。11インチ以下だと仕事とかカジュアルに使う人向けで、12.9インチだけガチのお絵かきデバイスみたいに感じています。

ヤマダ:これ、液タブ(液晶タブレット)として考えると、価格的にはお得ですからね。最近のWacom OneとかCintiq13は10万円以下〜15万円くらいで買えてお得なんですが、どれもPCに繋がないといけないんですよね。そして外に持っていけないっていう。

かみやま:iPadは、iPadとApple Pencilを買うだけで、お絵かきが完結するっていうやばさがある!

ヤマダ:そう! アプリも揃っている、Procreateもある、SNSへのアップロードすぐできる、アプリ内で出稿データまで完全に作ることができる!となってくれば、すごくお得なのよね。

小暮:いざとなればキンコーズ(印刷屋さん)のその場で修正できるってわけだね。

綱藤:なるほど、12.9インチだけ用途のイメージは変わってきますよね。明らかに創作につながる系マシンですね。

iPadを使う生活そのものが楽しいんだよ。

綱藤:うーん、結局僕はどれを買うべきか判断つかなくなってきましたね。

かみやま:なんかiPadってほしいと感じたら、行っちゃっていいのかなって思うんですよね。ただの物欲と違ってて、なんか本能的にあった方が良いっていう欲しがり方なんじゃないかなって。もう迷うところはセルラーモデルにするかWi-Fiモデルにするかくらい。

綱藤:何に使うかよくわかんないけど、漠然と欲しくなりますもんねiPadって。

小暮:買って届いた後の自分の生活を妄想するのが楽しいところはあると思う。でも、結局〜〜がしたいからiPadじゃなきゃいけないことって、今の世の中ないと思うんだ。今や選択肢がすごく広い。効率よく仕事したいならそりゃパソコンだし、サブ機としてはChromebookもいいものが出てきてるしね。そういった意味で考えると、iPadってタブレットの中でもすごい特殊な存在な気がするよね。

かみやま:最高効率を叩き出すデバイスではないですよね。いろんなジャンルで常に性能的に上の物があると思うんですけど、iPadは「みんなに幅広くマッチする力」ってのが非常に高いんですよ。誰の生活にも入り込むデバイスというか、iPadを活用できる可能性がみんなにあるというか。

綱藤:iPadってそう見ると色々なもののサブ機なんでしょうかね? でも、やっぱりどこかiPadそのものを楽しむ感ありますよね。

ヤマダ:そうですね。画面もきれいですし、UI/UXもやっぱり優れてると思います。近くで見て直接指で触るものだからそこってすごく大事で、気持ちよさに繋がりますよね。そうして、iPadを触るのが楽しいので、他にもいろいろやりたくなって、「今までながらでやってたことをiPadでやってみたら、意外と軽快だった」ことの積み重ねがある気がしますね。

綱藤:「iPadって何がいいの?」って聞かれるとパッと答えるのが難しいのはそこですよね。胸を張って言った方がいいのかもしれない。「どうとでも使えるしiPad自体が楽しいから、欲しかったら買った方がいいよ!」って。

どれを買おうかなぁ?まだ発表されてないんですけどね

綱藤:さて、じゃあ皆さん何を買いますか? まぁ、まだ発表すらされてませんが。
かみやま:iPadって要はでっかいディスプレイだと思うんです。Sidecar以外だと、書見台に乗せて電子書籍を読んだりするので、単純に画面がでかくて、文字もでかく表示できた方が目に優しいというか、僕には都合が良いんですよね。だから、買い換えるとしたら、噂されてるmini LED版が出るタイミングで12.9インチですね。出先で取材となると、慌ただしく色々作業することが多いので、選ぶならセルラーモデル。

小暮:僕はやっぱりiPad miniの「いつでも一緒」感はずっと体験していきたいから、サイズ据え置きの大画面化に期待してminiに注目だね。可能性は低いかもだけど。買うとしたらセルラー版かな。テザリングにつなぐひと手間が本当にストレスなのでセルラー一択。

ヤマダ:逆にセルラーは考えた事なかったですね。スマホのテザリングで行けますし。都内なら大体Wi-Fi飛んでますし、最悪繋がらなくてもなんとかなるケースが多いので、次買うとしてもWi-Fiモデルですかね。

小暮:で、網藤さんは? 次も11インチiPad Proですか?

綱藤:いやー。Kindle機化してもったいないと思ってるので、仕事で使わないならiPad miniの方がいいんですよ。ビューワーとして…ですが。でも、さっきも言ったけどやっぱハイエンド見ると欲しくなる病気があるので、今日のAppleイベントでそのせめぎ合いを我慢して、iPad miniに行けるかっていう不安が…。

小暮:今回、iPad Proはmini LEDの噂や、M1チップ並みに速い「A14X」の噂もあって、スペックで見るとやばいヤツが産まれそうだしね。ただ、可能性は薄いかもだけど、iPad miniが大画面化する可能性も残されているので、そうなればiPad miniも気持ちよく選べそうな気がするな。

綱藤:うわー。数時間後には決めないとなのか。ワクワクするけど、徹夜明けの頭で正しい判断ができるか不安すぎる!

というわけで、新製品への期待が高まりますが、この数時間後には何かしらが発表されている…はずです。

それがiPad Proなのか、iPad miniなのか、ひょっとしたらAirTagsなのかわかりませんが、ギズモードではおなじみのリアルタイム更新と、YouTube動画でのインプレッションも公開していくので、みなさんも無理のない範囲で夜ふかしして一緒に楽しんでくださいね!