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AKB48が「触れそうなアイドル」になるVRライブ配信サービスが「LiVR」でスタート:旅人目線のデジタルレポ中山智

旅人ITライター中山です。秋葉原にある「AKB48劇場」で開催された、AKBグループの劇場公演をVRでライブ配信する「LiVR」のサービス発表イベントを取材してきました。ちなみに秋葉原は数え切れないくらい来ていますが、AKB48劇場に入るのは初めてです。

▲秋葉原にあるAKB48劇場で発表会を開催

「LiVR」はソフトバンクが提供するVRライブ配信サービス。すでにプロ野球のヤフオク!ドームの試合やバスケットボールのB.LEAGUEといったスポーツ中継をメインに配信を行っています。今回はこのLiVRにAKSと協力して、AKB48グループの劇場公演配信サービスが追加される形となります。

配信される劇場は秋葉原の「AKB48劇場」のほか、名古屋の「SKE48劇場」と新潟の「NGT48劇場」の3箇所。料金は各劇場の公演を1日限定で視聴できる「1日視聴件/1100円」のほか、各劇場の公演が1ヵ月/3300円で視聴できるプランや全劇場の公演が視聴できる1ヵ月/8400円のプランが用意されています。

▲サービスなどの詳細は、ソフトバンク 常務執行役員 サービス企画本部 本部長 寺尾洋幸氏より説明があった

▲左からNGT48 本間日陽さん、NMB48 白間美瑠さん、AKB48 柏木由紀さん、ソフトバンク寺尾氏、SKE48 須田亜香里さん、HKT48 田中美久さん、STU48 瀧野由美子さん

各劇場には3D撮影を行うカメラを設置。舞台中央と左右の3箇所にカメラがあり、視聴中はカメラを切り替えて視点も変えられます。発表会にはAKB48の柏木由紀さんなども登壇。柏木さんはVRゴーグルを付けて体験してみたところ「触れそうなくらい近い!」と、神席以上のアングルで視聴できることをアピールしていました。

▲デュアルカメラで3D映像として取り込めるカメラ

▲上手と下手上方にもカメラがセットされている

▲実際にVRゴーグルで体験する柏木由紀さん

視聴に使用するVRゴーグルは、スマートフォンをセットして使うタイプ。専用アプリをインストールして再生できれば、iOSとAndroidどちらにも対応している。ただし画質などはスマートフォンのディスプレー品質に左右されるため、Xperia 1など高解像度のスマートフォンを使ったほうが良さそうだ。

▲ハンズオンコーナーに用意されていたVRヘッドセット
▲スマートフォンを挟み込んで使うタイプ

「LiVR」特製のVRゴーグルと各劇場のVR無料視聴券がセットになったパックも4500円で予約販売がスタートしており、予約者へは2月1日以降に発送されるとのこと。ちなみにVRヘッドセット自体に充電機能などはないので、視聴を始める際にはスマートフォンを満充電にしておいたほうが良さそう。また配信されるデータ量も大きいので現状ではWi-Fiでの運用を想定しています。ソフトバンクの動画SNS放題にも現状では非対応なので、視聴する際は固定回線とWi-Fiがベストですね。

実際に装着してみた感想としては、スマートフォンのディスプレーを使っているため、最近の専用VRヘッドセットと比べるとドット感があります。ただ映像内に視点変更や再生や停止を行うボタンが用意されており、視線を合わせるだけで切り替えられるのは便利。別途コントローラーなどは不要で手軽に始められます。高性能のヘッドホンと組み合わせれば、かなり臨場感の高いライブ配信映像が体験できそうです。

▲実際に筆者もかぶってみましたが、スマホのディスプレーが高性能なら画質はかなり良くなる

料金も1劇場ぶんの公演が1ヵ月観られて3300円。AKB48劇場の1回の公演ぶんとほぼ同じです。さすがに生で見るライブの体験とは比較できませんが、観たい公演の抽選で漏れたり、何度も劇場に足を運ぶのが難しいファンには嬉しいかも。また3つのマルチアングルで公演が観られるので、自分の推しメンを見やすいアングルで視聴できるのはもちろん、「踊ってみた」などで自分たちでもダンスをする際の振り付けやフォーメーションを研究するのにもピッタリです。

▲SKE48の須田亜香里さんは「自分がうしろのほうで踊っていた時期が長いので、アングルを変えてみられるのは励みになる」とのこと

こういったマルチアングルのVRライブ配信は、もう何十年も前から一般化しそうでなかなか定着しないジャンルでもあります。5G時代を目前にして、今度こそ本格的に普及するのかどうか気になるところです。