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かなり使いやすくなりそうな新コンソール「Windows Terminal」がv0.8に

昨年末に予定されていたWindows Terminalのプレビュー版の新バージョンは登場しなかったが、先週になってv0.8が公開された。すでにMicrosoftストア経由インストールしている場合、もうアップデートされているはずである。このv0.8の新機能として、

・検索
・レトロターミナル・エフェクツ(Retoro Terminal Effects)
・タブ幅モード
・キー割り当て機能の強化
・プロファイル共通設定

Windows Terminal v0.8では、ペイン分割で、自動で縦横の長い方を分割する自動分割機能が追加された。タブ内で自動分割を繰り返していくと、このように段々と右下に向かって小さくなっていく

テキストの検索機能が追加された

検索機能は、Windows Terminalのタブ内(バッファー内)のテキスト検索機能だ。conhost.exeのシステムメニュー(タイトルバー左端のアイコンのクリックで開く)にある「編集」→「検索」機能に相当するもの。デフォルト設定では、Windows Terminalで「Ctrl+Shift+F」で検索ダイアログボックスを右上に表示する。

検索機能は、タブ内のテキスト検索機能。目視では探しにくい文字列も検索機能があればすぐに見付けることができる

検索機能としては単純なテキスト検索のみだが、大文字小文字の区別は指定できる。また、バッファー内で、前方検索、後方検索が指定できる。

「Ctrl+Shift+F」で開くダイアログにテキストを入力し、右側の上矢印(前方に向かって検索)、下矢印(後方に向かって検索)をクリックすることで検索し、見付けたテキストを選択状態とする。

上下矢印ボタンの右側にある「Aa」はクリックで、「大文字小文字の区別」をオンオフするためのもの。Windows Terminalでは、選択時の背景色はselectionBackgroundプロパティで指定された色が使われる。このため、同プロパティを設定しておくことで検索語の表示背景色(かつ選択時の背景色)を指定することもできる。

単純な検索機能だが、大量のリストを表示させてしまった場合、この検索機能を使うことで目的の情報を検索できるようになる。従来のconhost.exeでPowerShellを起動すると、「Ctrl+F」で検索ダイアログを出すことはできず、マウスでシステムメニューを操作して起動するか、「Alt+Space、E、F」という複雑なキーボードショートカットを使わねばならない。これが「Ctrl+Shift+F」で起動できるだけも便利だ。

レトロターミナル・エフェクツ

これは完全なお遊び機能だが、かつて、本物の端末装置を使っていた人を懐かしい気持ちにさせてくれる。

レトロターミナル・エフェクツは、昔のCRT端末装置の表示を模したもの

これは、Profile設定で指定することができるもので、現時点では「実験的」な機能と位置付けられている。テキストが細い横線の集まりとして表示され、ブラウン管(CRT、Cathode Ray Tubeとも言う。ブラウン氏が発明したためこの名がある。筆者が子供の頃にはブラウン管と呼んでいたが、パソコンが普及したあたりからCRTと呼ばれるようになった)の走査線で表示しているような感じになる。

最近では、ブラウン管のディスプレーを見たこともない人がいるだろうから簡単に解説しておくと、ブラウン管は「真空管」の1種で、電子ビームを水平、垂直の2つの偏向コイル(電磁石)を使って曲げ、表示ガラス面の裏側にある蛍光物質にぶつけて光らせる。

1画面を表示するタイミングがあらかじめ決まっており、電子ビームは左から右、上から下に向かって動く。これをスキャンといい、そのタイミングに合わせて電子ビームをオンオフすることで画面上に点を表示させる。動作がアナログ的なものでありスキャンラインの間には一定の休止期間(水平帰線期間)があるため、ブラウン管のサイズによってはスキャンラインの間が空いて見える。レトロターミナル・エフェクツはこのスキャンラインの空きを再現する文字レンダリングをするものだ。

Schemaを定義するなどしてテキスト表示を緑やオレンジにして、文字を大きめにすると、より本物っぽくなる。

タブ幅モード

タブ幅モード(tabWidthModeプロパティ)は、Windows Terminalのタブ幅をタイトルテキストに合わせて増減するかどうかを指定できる。v0.7までは、タブ幅はすべて同じ大きさで一定のサイズだったが、タブ幅モードを変更することで、タイトルテキストに合わせてタブ幅を自動調整できるようになった。