ゲーム感覚で運転が楽しめそう。
今夏に発売予定のVolkswagen(フォルクスワーゲン)「ID.3」は、フロントガラスが「ARヘッドアップ・ディスプレイ」になることが知られていましたが…実際の様子がわかる映像が公開されました。
もうSF映画で見るVFXではなく、未来の運転が現実世界にやって来ます。
フロントガラス越しに外を見れば、道路の上に右左折を促す矢印が登場し、ACC(アダプティヴ・クルーズ・コントロール)を起動すれば、前を走る車両の後ろに線が表示されます。そして目的地には旗のようなアイコンが表示され、そこに行くまでの距離も示されます。
スマホ用アプリ、GPSなどの外部機能/サービスと接続する「ID.3」。ほかにもインテリアの機能を紹介する動画がいくつか公開されています。車内中央に設置されたタッチパネルや、「Hello ID」で操作する音声アシスタントが搭載されているようです。
従来のヘッドアップ・ディスプレイ
ヘッドアップディスプレイというと、一般的にダッシュボードの上にナビやお知らせなどを、下から照射してホログラムのように表示させる機能で、目立つものではないという印象でした。ですがAR(むしろMR?)でデジタル表示と現実世界が融合するのは視認性の面でも大きな利点があります。
テレビゲームなどではこういう表示は普通ですが、現実世界で利用できるのは超クールです。そのうち実際に、路上に落ちているアイテムをゲットしながら走るような、ゲーミフィケーションされた運転も楽しめそうな予感がしますね。
ちなみにVolkswagenいわく、この機能は「ID.3 1ST Edition」には搭載されないとのこと。Responseでは、「ID.3 1STマックス」に採用されると書かれています。ヘッドアップディスプレイを試したいなら、お間違えないように。発売は2020年夏を予定しています。