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アストラゼネカ、BTK阻害剤の投与で新型コロナ重症患者の改善を確認

アストラゼネカは、成人慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ性リンパ腫(SLL)といった血液悪性腫瘍の治療薬「アカラブルチニブ」(米国で承認済み、日本は未承認)の新型コロナウイルス感染症の重症患者の炎症マーカーを低下させるとともに、臨床転帰を改善することを確認したと発表した。

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同成果の詳細は、米国科学振興協会(AAAS)の免疫学に関する学術誌「Science Immunology」に掲載された。

今回の試験は、同社の科学者を含む米国の治験担当医師らの共同研究として、米国の国立衛生研究所国立がん研究所の医学博士Wyndham Wilson氏および医学博士Louis Staudt氏により主導されているもの。新型コロナウイルス(SARS-CcV-2)に起因する呼吸器疾患は、侵入したウイルスに対し、免疫が過剰に反応する「サイトカインストーム」を発症機序とする仮説があるが、これまでの研究から、制御を失ったBTK依存性肺マクロファージシグナルがこのサイトカインストームに作用し、新型コロナウイルス性肺炎に関与していることが報告されていた。

アカラブルチニブはBTK阻害剤で、肺マクロファージにおいては、複数のサイトカインおよびケモカインの産生を制御する主要制御因子であるブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)に共有結合することでその阻害作用を発揮することを期待するもの。BTKの阻害によりサイトカイン産生も抑制されるため、新型コロナウイルス性呼吸器合併症を軽減する方法として考えられてきた。

今回の研究では19名(11名の酸素吸入器使用者、8名の人工呼吸器使用者)の患者を対象に投与を実施。10から14日の治療で、多くの患者にて炎症関連検査マーカーの改善および酸素需要量の減少が確認されたという。

なお、同社では今回の結果を踏まえ、新型コロナウイルス性呼吸器疾患の入院患者を対象にした2つの大規模な多施設無作為化非盲検国際共同試験で構成されている「CAKAVIプログラム」など、複数の国際第II相試験が進められており、可及的速やかにこれらの試験の患者登録を完了し、治療薬候補として患者にどのような貢献ができるのか、さらに理解を深めていきたいとコメントしている。