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Apple独自設計プロセッサ搭載Mac miniのベンチマークスコアが判明、仮想環境でもSurface Pro Xより高い処理性能が明らかに

2020年6月24日に開催されたAppleのWWDC 2020で、Apple独自開発のARM系プロセッサをMacに搭載する「Apple Silicon」が発表されました。そして、プログラムに参加した開発者の手元にA12Zプロセッサを搭載したMac miniが届き、ベンチマークスコアが報告されています。

First benchmarks surface for Apple's ARM-based Developer Transition Kit - 9to5Mac

参加費500ドル(約5万4000円)のUniversal App Quick Start Programに参加する開発者にはDeveloper Transition Kit(DTK)として、第3世代iPad Proとほぼ同じA12Zプロセッサを搭載したMac miniが貸与されます。DTK版Mac miniのスペックは以下の通り。

DTKが貸与されるにあたって、プログラムの参加者は機密保持条項に同意する必要があります。しかしDTK版Mac miniのGeekbenchによるベンチマークスコアが、記事作成時点ですでに22件報告されています。それによると、シングルコアでのスコアは平均で800~850ほど、マルチコアでのスコアは3000弱となっています。

ただし、プロセッサのアーキテクチャが異なるDTK版Mac miniでは、Appleのバイナリ互換技術であるRosettaを使って仮想的にGeekbenchを走らせているポイントには注意が必要。Apple関連のニュースを扱うメディア・9to5Macによれば、macOS Big SurのRosetta 2技術のパフォーマンス特性に関して十分な情報がないため確証はないものの、パフォーマンスがおそらく25~40%低くなっているとのこと。つまり、実際のパフォーマンス性能は計測値よりもう少し高いと考えられます。

なお、2020年3月に発表されたMacBook Airの2020年モデルはシングルコアで1005、マルチコアで2016を記録。また、MicrosoftのSurface Pro Xはシングルコアで約700、マルチコアで3000弱を記録しています。

開発者の1人であるSteve Troughton-Smith氏は、DTK版Mac miniとSurface Pro Xのスコアを比較した上で、「2018年のiPad Proと同じチップを搭載したDTK版Mac miniは、エミュレーションでx86_64コードを実行しているにもかかわらず、2020年に発売されたSurface Pro Xがネイティブで実行するよりも処理が早い」と指摘しています。