新品互換用パソコン バッテリー、ACアダプタ、ご安心購入!
ノートpcバッテリーの専門店



人気の検索: ADP-18TB | TPC-BA50| FR463

容量 電圧 製品一覧

スペシャル

Google Pixel 4aのカメラは依然最高でバッテリー問題を改善、いよいよ8月14日に予約開始

Google(グーグル)のような巨大企業の製品であるにも関わらず、これまでPixelシリーズはいささか負け犬の印象があった。

Googleはスマートフォン製造で当初他のメーカーとパートナーを組んでいたし、独自のNexusシリーズもぱっとしなかった。グーグルがスマートフォンに本腰を入れ始めて気がついたのは、他のメーカーがすでに地位を築いている市場に参入してシェアを奪うのは非常に難しいということだった。特にそのライバルの多くがグーグル自身が開発したOSを使っている場合にはなおさらだ。

Pixelの特徴といえば、むしろ派手な特徴が無いことだ。Samsung(サムスン)やApple(アップル)などライバルの有力デバイスと比べると強い対照をなしている。スマホが自動車であれば、Pixelはよくできたセダンといったところだ。性能は優秀で値段も妥当、PTAの集まりに乗り付けても後で陰口をされることはない。そのためグーグルは、Pixelシリーズのアイデンティティを求めて苦労することになった。

関連記事:Google Pixel開発チームから二人の主要エンジニアが離脱、チーム内の争いが原因か

また売上もぱっとしなかった。グーグルの決算に対する影響も「ゼロではない」という程度に留まった。しかしグーグルは、Pixelにもっと大きな期待をかけていたはずだ。最近、グーグルのPixel事業部には地殻変動的な人事異動があり、責任者のMario Queiroz(マリオ・ケイロス)氏とカメラの魔術師であるMarc Levoy(マーク・レボイ)氏が去った。グーグルはスマートフォン事業を一新しようとしているようだ。今回のPixel4と4aがこれまでのシリーズの最後の製品にする可能性がある。

もちろんフラッグシップモデルへのアプローチを再考することには、大きな意味があるだろう。しかしグーグルのこれまでのスマートフォンの中で手頃な価格の入門機である『a』は最もニーズにマッチした製品だった。実際、売上高がそれを証明している。Pixel 3aはまったく期待はずれの売れ行きだったPixel 3の後継だ。このPixel 3aは堅実かつ手頃な価格のオプションを提供したことにより、最近のスマートフォンのトレンドにぴったりと適合した。これまでのPixelが失敗してきた部分だ。1000ドル以上もするフラッグシップにユーザーは飽き飽きしていたのだ。

Pixel 3aは他のPixelに比べて派手さもパワーもなく、ユーザーが求めていた純粋なAndroid体験を提供するためにカスタムメイドされていた。2019年にリリースされたPixel 4のスタートは散々だった。デバイス自体はよくできていたが、1つ重大な欠陥があった。それはバッテリーの持ちが悪いことだ。そのためセールスは伸び悩んだが、しかし報道によれば、グーグルはその後価格を思い切って引き下げることによりこれを埋め合わせたという。

関連記事:GoogleのPixel 4は進化したカメラで勝負する

Pixel 4aのリリースにはこうした背景がある。特に重要なのは4の最大の問題、つまりバッテリー駆動時間を重点的に改良したことだ。バッテリーの持ちなど話題は、新製品紹介の文頭で触れるものことはまずない。それはクールでもおもしろいものでもなく、新しくもセクシーでもない。新しいスマートフォンを買って最初の数週間はいわばハネムーンのようなもの、ユーザーが欠陥に気づくのは後になってからだ。しかしPixel 4のバッテリー駆動時間に関する問題はあまりに大きく、ユーザーは気がつかないないことがなかった。

断っておくが、Pixel 4aはバッテリーの持ちが驚異的に良いスマートフォンというわけではない。しかし4に比べれば明らかに改良されており、これだけでもお勧めすに足りる。3140mAhというのはバッテリーサイズは特筆すべきものではないが、2800mAhのPixel 4と比べるとはっきり強化されている。またPixel 3aの3080mAhと比べても少しサイズアップしている。Pixel 4aを日常のスマホとして使って気が付いたが、バッテリーライフは27時間以上あるので充電器から外したまま1日以上使うことができる。ただしこの時間は、ディスプレイを常時オンにしていると短くなる。

関連記事:Google Pixel 3aを通じてわかる、スマホとGoogleをめぐる状況

プロセッサーは2019年に発表されたSnapdragon 730G(オーバークロックされた730)だ。グーグルでは新しいSnapdragon 765の採用も検討しただろうが、価格面の考慮から730Gに落ち着いたものと思われる。ほとんどの作業でもの足りなさを感じることはないが、負担が大きい作業では差が生じている。例えば写真を撮った後、処理にやや長い時間がかかることに気づく。

カメラは以前からPixelシリーズの売りだった。今回の低価格モデルでもそれは変わらない。Pixel 4aのリアカメラは、3aと同じく12.2メガピクセルが1つだが、Pixel 4式と同じ正方形のカメラ部分に配置されている。多少奇妙だが、ミドルクラスの価格のカメラで素晴らしい写真を撮れるのがグーグルの誇りらしい。