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Appleがフォートナイト問題で反論、運営会社CEOからの「依頼」メールを暴露

米大手メディアReutersは、人気ゲームアプリのフォートナイトがApp Storeから削除され、訴訟に発展したことに関し、Appleが反撃を開始したと報じています。

Appleは裁判所への提出資料において、フォートナイト運営会社Epic Gamesが、App Storeでの「特別扱い」を依頼していたことを明らかにしました。

AppleがEpic GamesのCEOからのメール内容を公表

Epic Gamesは、App Storeでのフォートナイトの利用再開を求めてAppleを提訴しています。

このたび、Appleは反論資料として、Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOからのメールの内容を裁判所に提出し、Epic Gamesの訴えを却下するように求めています。

米メディアCNBCによると、Epic Gamesのティム・スウィーニーCEOはAppleの上級副社長に対して、顧客への直接課金を可能とする「App Storeでの特別扱い」を認めて欲しいという趣旨のメールを6月30日に送付しており、提案が拒否された後に、Appleへの批判を開始した模様です。

またAppleが提出した裁判資料によると、ティム・スウィーニーCEOは現地時間8月13日の午前2時、Appleに対し「Epic GamesはもはやAppleの課金制度には従わない」とのメールを送付し、その数時間後には顧客への直接課金の制度を強行しています。

Epic Gamesの「自由の戦い」に痛手か

Epic Gamesは、フォートナイト内においてアンチAppleイベントを開催し、ユーザーに対しSNS上でAppleとの戦いに参加するよう呼び掛ける等、Appleとの対決姿勢を強めており、App Storeの課金制度はデベロッパーとユーザー双方にとって不利益であると主張し、Appleとの対決を「自由の戦い」と表現しています。

裁判資料により自社だけの「特別扱い」をAppleに依頼していた経緯が判明したことは、Epic Gamesにとって大きな痛手となる可能性があります。