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NVIDIAがセキュリティ上の脅威を検出・防止するためのAIフレームワーク「Morpheus」を発表

アメリカの半導体メーカー・NVIDIAが、現地時間の2021年4月12日から開催しているテクノロジーカンファレンス「GTC 2021」の中で、サイバー攻撃をリアルタイムで検出して保護するためのオープンAIフレームワーク「Morpheus」を発表しました。

Morpheusはクラウドに最適化したサイバーセキュリティフレームワークであり、AIを利用して暗号化されていないデータの漏えいやフィッシング詐欺の試み、マルウェアによる侵害、プロファイルの動作異常、サーバーのエラーといった脅威や異常を特定・分類・保護します。Morpheusには事前トレーニング済みのAIモデルも用意されていますが、開発者はAIを活用して独自のモデルを統合することもできるそうです。

NVIDIAのデータセンター向けチップであるBlueField data processing unit(DPU)をMorpheusと組み合わせると、データセンターのネットワーク内における全ての演算ノードが脅威を検出するサイバー防御センサーとして機能するとのこと。これにより、組織はデータを複製せずに全てのパケットを高速で分析できるようになり、ユーザーがデータセンターをコアからエッジまで保護できるとNVIDIAは述べています。

NVIDIAは、従来のAIセキュリティツールは一般的にネットワークトラフィックデータの5%程度をサンプリングして調査するという不完全なモデルに基づいた脅威検出アルゴリズムであると指摘し、「Morpheusならば全パケットを分析できる」と強調。Morpheusはコストやパフォーマンスを犠牲にすることなく、従来のサイバーセキュリティフレームワークより多くのデータを分析できるそうです。

NVIDIAの創設者兼CEOであるジェン・スン・ファン氏は、「ゼロトラストセキュリティモデルでは、データセンター内の全てのトランザクションをリアルタイムで監視する必要があります。サーバー内への侵入や脅威を即座に検出し、最新のデータセンターのデータレートで運用する必要があるため、これは重大な技術的課題をもたらします」とコメントしています。

主要なハードウェア・ソフトウェア・サイバーセキュリティソリューションのプロバイダーはNVIDIAを緊密に協力しており、データセンターのセキュリティ製品を最適化してMorpheusフレームワークとの統合を行っているとのこと。協力企業にはARIA Cybersecurity Solutions・Cloudflare・F5・Fortinet・Guardicore・Canonical・Red Hat・VMwareなどが含まれます。

世界最大の家電量販店であるベスト・バイの最高情報セキュリティ責任者を務めるAdam Mishler氏は、「複雑で進化する環境を守るには、常に可視性が必要です」「NVIDIA Morpheusフレームワークは、絶えず変化するサイバー脅威の状況に適応できる、異常検出のための柔軟でスケーラブルなプラットフォームを提供するのに役立ちます」とコメント。また、コンサルティング企業のブーズ・アレン・ハミルトンでチーフデータサイエンティストを務めるAaron Sant-Miller氏は、「私たちはNVIDIAと提携して、このニーズに対応するポータブルサイバーAIツールを設計、開発、提供しています」と述べました。