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圧巻!NASAの大型ロケットのコア・ステージを2基のブースターの間に降ろす様子を収めたタイムラプス動画

降ろされている最中のコア・ステージ|Image: NASA/Cory Huston

11月の打ち上げは実現しそう?

NASAのスペース・ローンチ・システム(SLS)は、コア・ステージだけでも重さが約85トンある非常に大型なロケットです。これまで横たわっていたコア・ステージが、フロリダ州にある組立棟の中でついに垂直に立たされました。

NASAは有人での月面着陸に照準を合わせて、アルテミス1の準備を進めています。この3週間ほどのミッションでは宇宙船「オリオン」が月へと45万km旅して帰還しますが、SLSにとっては非常に重要なテストとなるのです。

SLSのグリーン・ランをすべて終えて、ようやくNASAはこの歴史的な打ち上げ(現時点では2021年11月の予定)に向けてロケットを準備するという大事な作業に入れます。高さ98mのロケットの組み立ては現在、フロリダ州にあるケネディ宇宙センターのスペースシャトル組立棟ベイ3で行なわれています。

移動式発射台へと降ろされるコア・ステージ、両側面にはブースターロケットImage: NASA/Cory Huston

6月12日土曜に撮られたこの印象的な写真には、巨大なコア・ステージが移動式発射発射プラットフォームへと降ろされる様子が写っています。このプラットフォームがゆくゆくはロケットを39B発射台に輸送するのです。いわゆる力仕事に従事しているのは、NASAの探査地上システムとのチームと民間契約者Jacobs社の面々。

NASAのプレスリリースには「コア・ステージはペイロード、上段と有人宇宙船の重量を支えてロケットの中心として役に立ち、エンジン4基と5セグメントの固体ロケット・ブースター2基の推力を備えています」と説明されていました。ロケットのRS-25Eエンジン4基は打ち上げ時には200万lbf超の推力をもたらすとか。両側のブースターと合わされば離昇時の推力は880万lbfに達します。

公開されたばかりのタイムラプス動画では、4月27日に施設に到着した時には横向きだったコア・ステージが縦向きに持ち上げられています。

ロケットの組み立てが完了して39B発射台へと運ばれたら、NASAはカウントダウンの練習と燃料テストを実施します。その後、移動式発射プラットフォームはSLSを「最終的な仕上げ、検査とオードナンスの接続」のため組立棟に一旦返して、打ち上げの6日ほど前に発射台に戻すのだとSpaceFlightNowは報じています。

アルテミス1が計画通りに行けば、有人のオリオン宇宙船が月をぐるっと回って地球へと帰還するアルテミス2(おそらく2023年)に期待できるわけです。現時点で2024年予定のアルテミス3ミッションでは男性と女性、2人の宇宙飛行士がアポロ計画以来初めて月面に降り立つことになっています。

しかし、バイデン政権が現在のスケジュールを再検討しているので上記の日程は変わる可能性があります。何も突貫工事で実現させる必要はないですが…どうなるんでしょう。