Android 12におけるChromeブラウザにて、複数ウィンドウの表示&管理機能が正式に導入されることが、海外テックサイトのXDA Developersにて報じられています。
現在のAndroidでもマルチウィンドウ機能を使うことで、Chromeブラウザを2ウィンドウで表示することは可能です。しかし、さらなる追加のウィンドウを開くことはできず、また画面分割モードを終了するとすべてのタブが1つのウィンドウに統合されるなど、不完全なものでした。
しかしAndroid 12におけるChromeブラウザでは、画面分割モードにて5個のウィンドウを展開し、それぞれのウィンドウ内で複数のタブを開くことが可能になります。さらに「ウィンドウの管理」ボタンでは、どのウィンドウがフォーカスされているか、どのタブがアクティブか、ウィンドウのタイトル、タブの数などが確認できます。
またAndroid 12の「最近使ったアプリ」の一覧には、個別のChromeウィンドウがそれぞれ表示されます。このことからも、それぞれのChromeウィンドウが別々のアプリとして認識されていることがわかります。
今回のAndroid 12とChromeの複数ウィンドウ機能を利用するには、対応したChromeのバージョンのリリースが必要となります。スマートフォンでも多数のブラウザタブを使いこなす方には、便利な新機能となりそうです。