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LGの撤退により韓国スマホ市場に1,000億円規模の空白が出現~各メーカーが奪い合い

業績不振で撤退をしたLGのスマートフォン事業は、韓国では一定のシェアを持っていました。このため、LGが持っていたシェアを残りのスマートフォンメーカーが奪い合っています。

LGが持っていた市場は1,000億円規模であり、各メーカーがシェア獲得に力を入れているようです。

シェア3位、1,000億円規模の市場を持っていたLGのスマホ事業

LGは2021年4月にスマートフォンの生産と販売を終了することを発表しました。

しかしながら、調査会社のCounterpointによると、LGのおひざ元である韓国ではLGは第3位のシェアを持っており、その収益は2019年時点で11億ドル(約1,213億円)であったとのことです。

LGのシェアを奪い合う各社

LGの撤退によってできたこの大きな空白を奪い合うべく、各社とも力を入れています。

韓国でシェア1位のSamsungはGalaxy Z Fold3/Flip3を発売するとともに、Galaxy Aシリーズのラインナップを強化する予定です。

また、同社のスマートフォン買取プログラムに初めてLG製のスマートフォンを加え、ユーザーの移行をうながしています。

シェア2位のAppleはLGの家電量販店である「LG Best Shop」でiPhoneの販売を開始し、販売チャンネルを増やします。

Appleは昨年末にオープンしたApple Store2号店に続き、3号店と4号店もオープンする予定とのことです。

世界的に販売が好調なXiaomiはRedmi Note 10の発売によって韓国市場に本格参入し始めましたが、韓国では中国ブランドに対する嗜好が低いため、大きなシェアを獲得するのは容易ではないと予想されています。

さらに、GoogleやMotorolaといった海外メーカーの動向も注目されています。