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店頭での支払いにApple Payを利用する米iPhoneユーザーは、わずか6%

米オンライン決済会社PYMNTS.comが行った調査によると、店頭での支払いにApple Payを利用する米国のiPhoneユーザーは、わずか6%であることが明らかとなりました。これは、iPhoneでApple Payを有効にしている消費者の93.9%が、店頭での決済にApple Payを利用していないことを意味します。

モバイルウォレットの利用が大幅に減少

この調査は、米国の3,671人の消費者を対象に実施されたものです。

今回の調査によると2019年〜2021年にかけて、店頭での支払いに現金を選択した人は20.1%減少しており、クレジットカードの利用は33.8%増加、デビットカードの利用は7.2%減少しています。

なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中で、店頭でのモバイルウォレットの利用は26.2%減少しています。モバイルウォレットの利用率が減少している中、Apple Payの店頭での利用は小規模ながらも安定しています。2021年の店頭でのモバイルウォレットの利用が減少している理由の1つとして、店頭での支払い自体が減少していることが挙げられます。

今回の調査は、小売店や銀行において非接触型決済への移行が遅れている米国を対象としたものであるため、Apple Payの普及率は、非接触決済への移行が急速に進んだ他国のほうが高いと思われます。

店頭でのApple Payの利用率は低いものの、米国内においてスマートフォン上でのデビットカード決済の92%はApple Payによるものであったことが別の調査により明らかとなっています。

Apple Pay、米国の85%以上の小売店で利用可能

Appleは現在、米国内の85%以上の小売店でApple Payが利用可能であることを大々的にアピールしています。なお、同社はApple Payのメリットについて、以下のように説明しています。

カードや現金を利用するよりもすばやくシンプルに支払いが完了します。

米国内の85%以上の小売店で利用できます。

ボタンに触ったり現金をやり取りする必要がない、より安心できる支払い方法です。

セキュリティとプライバシーを考慮して設計されています。