データセンター内の物理PCを用いてセキュアなリモートワーク環境を実現、鈴与シンワートの「ベアメタルPCサービス」

鈴与シンワート株式会社は15日、遠隔にあるPCでセキュアなリモートワーク環境を提供する「ベアメタルPCサービス」を発表した。10月1日よりサービス提供を開始する。

ベアメタルPCサービスは、業務に利用する物理PC環境をデータセンター内に設置し、遠隔からセキュアにリモートワークを行えるようにするサービス。これを利用することにより、自宅や外出先からでも、オフィスにいる時と同様に、データ漏えい等の心配をすることなく安心・安全に業務が行えるという。

データセンター内の物理PCによりサービス提供をするので、仮想PCと異なり、他ユーザーの利用に影響されない安定した環境で利用可能。また、これまでは費用面などの問題からVDIなどのサービス導入をためらっていた、少数台のリモートワーク環境構築でも、安価に導入できるとした。

提供するPC環境には自宅PCなどからアクセスして利用するが、自宅のPCにはデータが残らないため、セキュアな業務環境を実現可能とのこと。業務利用時は、閉域ネットワーク経由でAmazon Web Services（AWS）や、Microsoft Azure、Google Cloudなどのメガクラウドを利用できるほか、インターネット経由でさまざまなサービスの利用にも対応する。

さらに、社内業務システムやファイルサーバーに対しても、従来の社内PCからと同様にアクセスできるとしている（別途オプション費用がかかる）。