【iOS 15新機能】Safariについに登場！「タブグループ」の使い方

ウェブを使っていると、どこかの時点で、誰もが「タブ疲れ」に襲われます。

別のウィンドウを使って何とか管理しようとするものの、それで問題がうまく解決することはまずありません。おまけに、これらのウィンドウをすべてのデバイス間で同期することも不可能です。

散らかったタブを管理する方法といえば「タブのグループ化」ですが、残念ながらSafariではこれができません。でも、そんな時代はもう終わりました。

iPhoneとiPad、MacのSafariでも、ついにタブをグループ化できるようになるのです。

iOS 15、iPadOS 15、そしてmacOS Montereyへのアップデートにより、Safariには「タブのグループ化」に重点を置く再デザインが施されます。

※注：iOS 15とiPadOS 15は9月21日にリリース済み。macOS Montereyも今秋中にリリースされる予定。

タブグループを素早く作成し、そのタブグループをすべてのデバイス間で同期できるようになるのです。

「タブグループ」の使い方

iPhone編

iPhoneの場合、「タブグループ」機能はタブスイッチャーの中に隠れています。

画面下のツールバーにあるタブボタン（2つの四角形が重なったアイコン）をタップして、タブスイッチャーを開きます。

画面下に、これまではなかった「タブ」のドロップダウンが表示されます。

空の新規タブグループを選ぶと、タブが何も入っていない新しいグループが作成されます。あるいは、今開いているタブをすべて使って、新しいタブグループを作成することもできます。グループに名前をつけて保存を選びましょう。

すると、保存したグループが「タブグループ」セクションに表示されます。

「タブグループ」ページへ戻ると、別のタブグループに切り替えたり、開いているほかのタブに戻ったりといった操作ができます。

タブグループを削除したい時は、編集ボタンをタップし、タブグループの隣にあるメニューオプションを選んだら、削除ボタンをタップします。

一旦タブグループが作成されると、新しいタブを開いていつもと同じようにブラウジングを続けることができます。

開いたタブのセクションにいる時は、タブグループにタブを追加するのも簡単です。アドレスバーを長押しし、タブグループへ移動オプションを選んで、タブグループを選ぶだけです。

特定のタブグループ内でリンクを開きたい時は、対象のリンクをタップ＆ホールドして、先程と同じタブグループへ移動オプションを使います。

iPad・Mac編

iPadOS 15へのアップデートにより、iPadのSafariはMacのSafariにさらに近づき始めています。今回導入された新しいサイドバーには、「タブグループ」機能もちゃんと組み込まれています。

iPadとMacの「タブグループ」機能はほぼ同じです。

唯一の違いは、iPadは操作に「タップ」と「タップ＆ホールド」、Macは「クリック」と「右クリック」を用いるところです。

iPadとMacで「タブグループ」機能を使うには、まずSafariを開き、サイドバーボタンをタップしてサイドバーを開きます。

開いているすべてのタブが「タブ」セクションに表示されます。

サイドバーの上の方にある新規タブグループボタン（「＋」マークが描かれた、2つの四角形が重なったアイコン）をタップしたら、空の新規タブグループオプションを選んで、新しいタブグループを作成します。

または、○個のタブから新規タブグループを作成オプションを選んで、開いているすべてのタブをタブグループにまとめます。タブグループに名前をつけて、保存をタップしてください。

これで、サイドバーからタブグループへの切り替えができるようになりました。

タブグループを開くと、ツールバーから名前をタップして別のタブグループに切り替えたり、タブを開いたり「プライベート」モードに切り替えたりといった操作ができるようになります。

あるタブをタブグループへ移動するには、そのタブをタップ＆ホールド（Macの場合は右クリック）して、タブグループへ移動オプションを選びます。

タブグループを削除するには、そのタブグループの名前を左へスワイプ（Macの場合は右クリック）して、削除ボタンをタップします。

ポップアップから削除オプションを選んで、承認してください。