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Windows 11へのアップデートちょっと待った! Ryzen搭載パソコンは性能低下の恐れ

2021年10月5日、MicrosoftよりWindows 11がリリース。Windows 10が2015年7月にリリースされてから6年が経ち、新しいOSに生まれ変わった。Windows 11では、UIの変更やウィンドウ整理機能など、さまざまな機能が変更・搭載された。もしかすると読者の方々の中にも、すでに利用している人もいるのではないだろうか。しかし新たなOSへと移行が進む一方で、Windows 11による問題がいくつか報告されているという。

今回は、Ryzen CPUを提供するAMDが明らかにした、Ryzen搭載PCにWindows 11をインストールすることで生じる問題や、Windows 11がPCに及ぼしているその他の影響について紹介しよう。

Ryzen搭載PCとWindows 11の間に2つの問題が!

CPUといえば、テレビCMなど露出の多さによってIntelを思い浮かべる人も多い。しかし今回話題となっているのはAMD製のCPUであるRyzenだ。AMDの発表によれば、Ryzenを使用したPCにWindows 11をインストールしたところ、アプリなどの性能が低下するなどの現象が確認されたとのこと。さらに発表ではすでに2つの問題が確認されているとのこと。

1つ目は、UEFI CPPC2(「優先コア」)がプロセッサの最速コア上のスレッドを優先的に割り当てる機能が、うまく動作しない問題。これにより、1つ以上のCPUに影響を受けやすいアプリのパフォーマンスが低下することがあるようだ。中でもTDP65W以上、8コア以上のプロセッサでは、上記の問題による影響がより顕著になる可能性があると指摘している。

2つ目は、プロセッサに搭載されたL3キャッシュの遅延が最大3倍に増大するという現象。そのせいで、一部のゲームのパフォーマンスが10%~15%低下する可能性があるとのこと。また、特定のアプリでは3~5%低下するとも報告されている。

Microsoftはこの問題を解消するためのアップデートを2021年10月以内にリリースする予定であるとしているが、AMDはアップデートの配布が実施されるまで対象となるPCのユーザーには、Windows 11への更新を行わないようにと注意喚起している。

実は、PCゲームのパフォーマンスが低下するのは、Windows 11をインストールしたRyzen搭載PCによるものだけではないという。アメリカのゲーム情報を発信するメディアのPC GAMERによると、Windows 11で仮想化ベースのセキュリティであるVBSという機能を有効にするとゲーム性能の低下が確認されたという。

テストでは「Shadow of the Tomb Raider」で28%のフレームレートの低下(カクつき)が確認されたことを筆頭に、「Horizon Zero Dawn」で25%、「Metro Exodus」24%、「3DMark Time Spy」10%、「Far Cry New Dawn」5%と続いている。PCゲームはコンマ1秒を争うようなゲームも少なくない。パフォーマンスの低下によってわずかなラグが発生したことで勝敗が左右されてしまうのであれば、ゲーム好きにとっては一大事と言っても過言ではないだろう。

リリースされたばかりということで、いくつかのバグが発生するのは仕方ないと思っている人は多そうだ。それよりも、Microsoftがこれらの問題をどれだけ素早く対処できるか。その手腕によってWindows 11の評価も上がりも下がりもすることになりそうだ。