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14インチ M1 Max MacBook Pro ファーストインプレッション

M1 Pro/Max MacBook Proは、M1 MacBook Proの魅力を引き継ぐ待望のプロマシーンだ。

物理ファンクションキー、MagSafe、SDカードスロット、HDMIポートが復活。角張ったデザインの新しい筐体は従来よりも重くなり分厚くなったが、見た目の美しさよりも機能性を重視してほしいというプロユーザーの声を反映したのだろう。

ディスプレイの進化は著しい。解像度は向上し、ProMotionやミニLEDバックライトを搭載。iPhoneやiPad のハイエンド機種に使われている技術が、Macのディスプレイでも体験できるようになった。

16インチMacBook Pro(2021)に続き、本記事では自分用として購入した14インチM1 Max MacBook Pro(2021)のファーストインプレッションを届ける。

14インチMacBook Proを使い始めた直後のフレッシュな気持ちでレビュー

購入モデル、ベンチマーク性能、パフォーマンス

購入したモデルは、M1 Maxチップを搭載した14インチMacBook Pro。GPUは32コア、RAMは64GB、ストレージは2TB。Macへの愛が強すぎるあまり、発売日に入手できるUS配列キーボードで2TBのストレージが選択できるUltimateモデルを購入した。

仕事に使うツールには惜しみなく投資するべきではあるが、僕の作業にとってはあまりにもオーバースペック。M1 MacBook Proのパフォーマンスに不満が全くないため下位モデルでも十分満足できたに違いない。買ってしまった以上は、ゴリゴリに使い倒していきたい。

実際のパフォーマンスを見ていこう。Geekbench 5を使ったCPU性能は、シングルコアスコアが「1765」、マルチコアスコアが「12486」。マルチコア性能はM1 MacBook Proの68%増だった。OpenCLスコアは「60554」(320%増)、Metalスコアは「66245」(307%増)となっており、GPU性能は劇的な進化を遂げている。電源には繋げず、電池残量44%で計測した。

2TBのSSD性能は、書き込み速度(WRITE)が5,980MB/s、読み込み速度(READ)が5,050MB/s。M1 MacBook Proと比べて1.8〜2倍の速度が出ている。

Mac Proも怯むほどのモンスターマシーンと進化したMacBook Proは、ライトな作業を中心に行う僕の使い方でも高速化を実感する。特にメモリとSSDから受ける恩恵は大きく、アプリの起動は素早い。

気になる点としては、M1 MacBook Proより本体が温かくなりやすい。PhotoshopのCamera RAWを使った写真現像作業を行った際、本体裏側がほんのりと温かくなっていた。高効率コア数が少なく代わりに高性能コアが動作することで、より多くの電力を消費している可能性がある。

外観:角張った新デザイン、意外と気にならない重さ

14インチMacBook Proの筐体は、全体的に角張ったデザインを採用。PowerBook G4を彷彿させる。

仕様上では厚さが減っていると書かれているが、予想どおり 脚の部分を除いた厚さを比較しており、実際は明確に分厚くなっている。特にキートップは数ミリ高くなっており、手を置く位置が高くなったとと実感する。まだ若干違和感があるが、使っているうちに気にならなくなるだろう。

重さは公称値のとおり約200g増。M1 MacBook Proと交互に持っても気になるほどではなかった。重さやデザインよりも、何よりも厚さが気になる。M1 MacBook Proは、まるでiPadのようにあらゆるところに持ち歩いていた。14インチMacBook Proは厚みの影響で、気軽さが若干失われた。

ディスプレイ:ヌルヌル動くも感動薄め、ノッチは問題なし

ProMotion(最大120Hzリフレッシュレート)

最大120Hzリフレッシュレートを可能にするProMotionテクノロジーは、画面上の動きを滑らかにしてくれている。Mission ControlでSpacesを行き来する際やブラウザでスクロール中の動きは滑らかだ。パフォーマンスの向上も相まって、キビキビ動作するように感じる。

ディスプレイの設定を60Hzに固定すると、やはりスクロールした時のキビキビ感が失われることに気づく。120Hzリフレッシュレートは確実に実感できているが、有効化し続けるかは正直迷っている。

理由は2つ。1つ目は、バッテリーへのインパクト。ProMotionは常に120Hzで固定されるのではなく、24Hから120Hzまで自動的に調整される仕組みだが、ちょっとしたスクロールで動かしているピクセル数が多いため、120Hzで動作する機会が多く、バッテリーへのインパクトが大きいのではないかと推測している。

2つ目は、外部ディスプレイとの不一致。60Hzリフレッシュレートの外部ディスプレイを使用するため、あえて120Hzにしておくことで得られるメリットは少ない。

ミニLEDとノッチ

ミニLEDバックライトは、自分自身が撮影した写真を閲覧するときに違いを実感。明暗差がハッキリとした写真では、黒が引き締まって見える。写真の現像が楽しくなりそうだ。

ノッチは気にならないが、16インチモデルより画面サイズが小さいため目に入りやすい。メニューバーの項目が増えすぎるとノッチと重なり、コンテンツはノッチの裏に隠れてしまう。マウスカーソルはノッチの裏を通過可能だ。

ディスプレイ解像度(スペースを拡大)

ディスプレイのデフォルト解像度は、1,512 x 982。「スペースを拡大」すると1,800 x 1,169まで拡大できる。M1 MacBook Proの最大疑似解像度は、最大1,680 x 1,050。作業スペースは広くなっているが、もう一段階細かい解像度を用意しても良かったのではないかと思う。

1,800 x 1,169に設定すると、メニューバーの幅が変わらずに文字サイズが小さくなるため、メニューバーが必要以上に目立つ。メニューバーの幅とノッチの高さがわずかに重ならない点は非常に気になる。

M1 MacBook Proと全画面スクリーンショットを比較すると、上下左右ともにスペースに余裕がある。

見やすさ

ディスプレイが大型化したことで、目線が若干上向きになり作業しやすくなった。従来どおりのウィンドウサイズで作業していても、上下左右に多少の余裕が生まれファイルのアクセスがしやすくなった。特に僕はデスクトップを作業場所として使うため、作業がしやすくなった。

キーボード:タイピング体験の向上、物理ファンクションキー歓喜

黒いキートップに黒背景の新しいキーボードは、打ち心地が良い。キーストロークはわずかに深くなっているような印象を受ける。買ったばかりだからか、各キーは今までよりも安定感があり、ややマットな触り心地が良い。

天敵のTouch Barが廃止され、復活した物理ファンクションキーで5年ぶりに心の平穏が戻ってきたと同時に、日頃の作業が快適になった。ボタンを押せば音量が上がり、隣のボタンを押せば音量が下がる。画面の輝度、おやすみモードへの切り替え、メディアの再生・停止がすべてワンクリックで行える、当たり前の世界が帰ってきたのだ。

ポートの復活:それでもドックは必要

復活した従来のポートのうち、嬉しい順にランキングを付けるとしたら、1位はSDカードスロット、2位はMagSafe、3位はHDMIポートだ。

SDカードスロットの復活はありがたい。USB-Aデバイスの接続やMicro SDカードの取り込みに備えてUSB-Cドックやハブは手放せないが、撮影した写真をすぐに取り込めるようになった。UHS-II対応により、読み込み速度も早くなった。

この記事の写真もSDカードスロットで取り込んだ。撮影を終え、カメラを置いてSDカードを取り出し、MacBook Proに挿す。たったこれだけのことが過去5年間、できなかったのだ。感動した。

MagSafeの搭載は、3つしかないThunderbolt 4ポートを電源用として犠牲にせずに済む。MagSafe 2よりマグネットが強くなっている。充電中を知らせる赤いLED、満充電時の緑色のLEDは6年ぶりに見ても便利だ。

荷物を減らしたいときはMagSafe充電ケーブルを持ち運ばないが、家族旅行の際は子どもが足を引っ掛けるリスクに備え、MagSafeにしておきたい。

HDMIポートは活用する機会はほとんど無いだろう。作業環境用の外部ディスプレイ出力は、HDMIポートは使わずThunderbolt 4ポートに集約させるつもりだ。

バッテリー:M1より短いことは間違いない、経過観察が必要

14インチMacBook Proのバッテリーは、M1 MacBook Proにはとうてい及ばない。環境移行直後から数時間はiCloudの同期が走っていたため正確な計測ではないが、感覚としては約10%ほど早く消費するイメージだ。

M1 MacBook Proはあまりにも電池持ちが優れていたため、充電器は必要最小限、1日の中で充電せずに使用することに不安がなかった。使用開始から約1年経過しバッテリーの最大容量は約10%減ったが、僕の使い方では24時間

短くなったバッテリーが自分のワークフローにどれほど影響があるのか、今後注目していきたい。

スピーカー:感動する迫力

14インチMacBook Proのスピーカーは、感動するほど音が良い。16インチMacBook Pro(2019)のスピーカーを体感したときと同じような感動を覚えた。特に音量を大きくすればするほど、バランスの良さや低音の広がりを実感できるだろう。

14インチ M1 Max MacBook Pro:これは期待できる