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アップル「AirPods(第3世代)」オープン型の快適さは健在

オープン型ワイヤレスイヤホン「AirPods」の第3世代モデル

10月26日、アップルの第3世代「AirPods」が発売されました。第2世代から見た目は変わったものの、オープン型のワイヤレスイヤホンとしての特徴は受け継がれており、カナル型が苦手な人も安心して使える印象です。

スタンダードな「AirPods」の第3世代モデル

AirPodsシリーズには、ノイズキャンセリング機能付きの上位のモデル「AirPods Pro」や、オーバーヘッド型の「AirPods Max」もありますが、今回登場したのはスタンダードなAirPodsの第3世代という位置付けです。

新モデルの形状は大きく変わり、長く伸びていた「軸」は短くなりました。AirPods Proに似ているものの形状は微妙に異なり、充電ケースにも物理的に入らないなど、互換性はなさそうです。

AirPodsが登場した5年前には奇異に見えたこの形状も、多くのワイヤレスイヤホン製品に模倣されたこともあり、すっかり定番の形になった印象です。

疲れにくいオープン型、バッテリー駆動時間も改善

見た目は似ているものの、上位モデルのAirPods Proはノイズキャンセリングに対応しています。しかし他のカナル型イヤホンと同じく、耳の穴をふさぐように装着するので長時間の利用は疲れます。

これに対してオープン型のAirPodsは、多少の音漏れはあるものの、耳の穴の外側に置くように装着するので疲れにくいのです。こうした理由から、筆者はAirPods Proの購入後も、自宅での作業やビデオ会議には第2世代のAirPodsを使い続けてきました。

実際に第3世代モデルを試してみると、疲れにくいという印象は同じです。ただ、耳に当たる部分はやや大きくなっており、第2世代よりもしっかりとした装着感があります。できれば購入前に試したほうがよいでしょう。

第2世代(左)に比べて第3世代AirPods(右)は耳にあたる部分がやや大きい

もう1つ注目したいのは電池持ちです。いま使っている第2世代モデルは毎日酷使したせいか、3時間強も使うとバッテリーが切れてしまいます。ビデオ会議が連続する場面では、左耳で1時間、次は右耳で1時間と、片耳ずつ充電しながら使うこともありました。

この駆動時間が第3世代AirPodsでは最長6時間に伸びています。実際に連続して使ってみたところ、5時間53分で最初のバッテリー警告音が鳴り、6時間41分で切断されました。丸一日は使えませんが、仕事利用にはかなり実用的な長さといえるでしょう。

思わず聞き入ってしまう「空間オーディオ」対応

AirPodsはiPhoneやiPad、Macに簡単につながる便利さはあるものの、筆者は音質にはあまり期待していませんでした。その点、第3世代は低音が強化されたのか、ビデオ会議で人の話し声を聞きやすい印象を受けます。

新機能としてはAirPods Proなどと同じく空間オーディオに対応。Apple Musicではドルビーアトモス対応の音楽を楽しめます。iOSならコントロールセンターの音量調節を長押しするとオン/オフするボタンが表示され、聞き比べることができます。

第2世代(左)と違い、第3世代AirPods(右)では「空間オーディオ」のオン/オフ機能を利用できる

空間オーディオの効果はドルビーアトモス対応曲の中でも違いはあるものの、オフの状態ではすべての音が耳元で鳴っているように聞こえるのに対し、オンにすると広い部屋で聞いているように感じます。

作業用のBGMとしては少し臨場感がありすぎて、思わず聞き入ってしまうほどです。逆に空間オーディオに非対応の曲は単調に感じてしまい、「やがて元に戻れなくなるのではないか」という贅沢な悩みに直面しそうです。

第2世代モデルも販売は続いており、価格は第2世代が税込1万6800円、第3世代が税込2万3800円とそれなりに差があります。ビデオ会議用など、空間オーディオが不要であれば第2世代モデルもまだまだ現役で活躍できます。