新品互換用パソコン バッテリー、ACアダプタ、ご安心購入!
ノートpcバッテリーの専門店



人気の検索: ADP-18TB | TPC-BA50| FR463

容量 電圧 製品一覧

スペシャル

グーグルが業界2位の「瞑想アプリ」幹部をスカウトした理由

瞑想アプリのHeadspace(ヘッドスペース)社で戦略・科学責任者を務めていたミーガン・ジョーンズ・ベルが、グーグルに移籍することが決まった。

ベルは、リンクトインで共有した10月27日のブログ記事の中で、彼女がグーグルに入社する理由の一つとして、同社がメンタルヘルスをより身近なものにしようとしていることを挙げている。ベルは、昨年からグーグルの「メンタルヘルス・アドバイザー・パネリスト」を務めていた。

「私は、メンタルヘルス関連のサービスの質を高め、それを利用しやすいものにする上で、テクノロジーが大きな役割を果たすと信じている。私は以前からこのこの問題に焦点を当てており、だからこそ、グーグルのチームに参加できることを嬉しく思う」と彼女は書いている。

今年に入り、ヘルスケア業界の専門家たちは、グーグルがFitbitをはじめとする消費者向けプロダクトにヘルスケアの取り組みを再集中させていると考えていた。

瞑想アプリはここ最近、人気のジャンルになっている。Sensor Towerの昨年1月のレポートで、モバイルユーザーが上位10個の瞑想アプリに支払った金額は、2019年に前年比52%の成長を遂げ、約1億9500万ドル(約220億円)に達したとされた。この金額は、パンデミックの中で飛躍的に上昇した可能性が高い。

最も人気の瞑想アプリはCalmで、Headspaceがそれに続いているが、瞑想関連のコンテンツに興味を示すハイテク企業も増えている。ペロトン(Peloton)は、同社のプラットフォームで瞑想のコンテンツを提供しており、アップルも最近、Fitness +プラットフォームに瞑想コンテンツを追加した。

ベルがHeadspaceを去るのは、同社がメンタルヘルスケア企業のGingerとの合併プロセスを完了してから数週間後のタイミングになった。

「私たちは、メンタルヘルスを日常に取り入れる素晴らしい機会があることを知っている。それは、心と体の健康をサポートする毎日の習慣を強化することであったり、ユーチューブのクリエイターが何百万人もの人々のためにメンタルヘルス関連のコンテンツを生み出すことだったりする」と、彼女は書いている。

グーグルはヘルスケア事業を再編成

今回のベルの採用は、グーグルのヘルスケア戦略の再編成の動きの中で行われた。今年8月、グーグルがGoogle Healthの統一された組織としての運営を停止すると報じられた。同社は、検索とAI担当副社長のヨシ・マティアス(Yossi Matias)の配下に、AIに特化したヘルスケアのイニシアチブを移していた。

しかし、ここで重要なのは、ベルの移籍により、グーグルが瞑想やメンタルヘルスに特化したコンテンツを追加し、CalmやHeadspaceに対抗する方向性が見えてきたことだ。

英国王立公衆衛生学会の調査で、グーグル傘下のユーチューブは、利用者の増加に伴い、人々の不安や抑うつ、孤独感が軽減された唯一のソーシャルプラットフォームであるとされていた。ただし、この研究では、ユーチューブが人々の睡眠に悪影響を及ぼすことも指摘されていた。