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[みんなのケータイ]意外と悩ましい「Galaxy Z Fold3 5G」のホーム画面設定

Galaxy Z Fold3 5Gでなかなか悩ましいのが、ホーム画面の設定をどうするかだ。同モデルは開いたときに7.6インチのメインディスプレイ、閉じたときには6.2インチのカバーディスプレイを使う。2つのディスプレイを切り替えながら操作する仕様と言い換えてもいいだろう。そのため、メインディスプレイとカバーディスプレイを独立させ、それぞれに異なるアプリやウィジェットを並べることができる。 メインディスプレイとカバーディスプレイのホーム画面を独立させると、折り曲げ部分をまたがったウィジェットを配置できる 標準設定もそのようになっており、閉じたときと開いたときでディスプレイに表示されるアイコンが大きく異なる。カバーディスプレイはどちらかと言えば一般的なスマホに近いアスペクト比なのに対し、メインディスプレイはより横幅があり、タブレットに近い。それぞれで用途が異なると考えれば、2つのディスプレイのホーム画面を連動させないのは合理的だ。一方で、デメリットもある。ホーム画面を2回設定しなければならず、手間がかかるのがそれだ。 こちらはカバーディスプレイ。上記のメインディスプレイとまったくアイコンやウィジェットの並びが違うことが分かるだろう 実質的に2つの端末のホーム画面を設定しているのと変わらない作業量になってしまうのは難点。特にアプリを新たに追加した際に、メインディスプレイとカバーディスプレイ、それぞれにアイコンを配置していくのは少々面倒だ。アイコンが並んでいる場所が異なると、どこに立ち上げたいアプリがあるのかが分からなくなってしまうこともある。 このような人のために、Galaxy Z Fold3 5Gにはメインディスプレイとカバーディスプレイを連動させる設定も用意されている。ホーム画面を長押しして、ホーム画面の「設定」で「カバー画面共有」を「ON」にすると、メインディスプレイの半分がそのままカバーディスプレイ1画面分になる。メインディスプレイでアイコンを動かすと、それがカバーディスプレイ側にも反映されるため、設定の手間は少なくなる。 こちらの難点は、一部のウィジェットが非対応になってしまうところだ。標準状態では、メインディスプレイの真ん中に画面の左右いっぱいに広がったGoogle検索ウィジェットが配置されているが、カバー画面共有をオンにすると、それが利用できなくなる。この設定だと、カバーディスプレイの画面2つ分を組み合わせてメインディスプレイに表示しているからだ。フォルダブルのため、中央にベゼルはないが、事実上、2画面端末に近い扱いになっていると言えるだろう。 同様に、メインディスプレイ中央の折り曲げ部分をまたいだウィジェットの配置ができなくなる。せっかく左右の境目がないにも関わらず、それを生かせないのは少々残念だ。結果として、アイコンやウィジェットがゴチャッと並んで、ホーム画面がやや狭く感じられてしまう。広い画面を生かしてすっきり見せるか、カバーディスプレイとの連動性を生かしてアイコンやウィジェットをギッシリ並べるかの二者択一になっているというわけだ。 折り曲げ部分をまたいだウィジェット配置ができず、2画面端末と同じように左右にそれぞれアイコンやウィジェットを配置する形になる 筆者が選んだのは、カバー画面共有をONにする設定。ホームディスプレイとカバーディスプレイを同期させる方の設定だ。カバーディスプレイ2画面分のウィジェットがメインディスプレイの1画面に集まってしまうため、ディスプレイがやや手狭に感じてしまうものの、アイコンの配置をそれぞれする手間を考えると、両方を連動させた方がいいと感じた。 ただし、メインディスプレイとカバーディスプレイでは、使い方が異なるため、起動するアプリの傾向も変わってくる。例えば、Zoomなどのビデオ会議アプリはカバーディスプレイで開くことはまずない。手書きのメモやPDFへの書き込みができる「Galaxy Notes」も、Sペンが非対応なカバーディスプレイで起動しないアプリの1つだ。こうしたアプリは、メインディスプレイでは1画面目に置いておきたいものの、カバーディスプレイではホーム画面に置いておく必要性が薄い。 メインディスプレイとカバーディスプレイのドックに注目。前者は8個、後者は5個で、メインディスプレイには3個多くアプリやフォルダを配置できる。右から3つは、カバーディスプレイ利用時には表示されない カバー画面共有を使いつつ、表示するアプリを出し分けたいということだが、これを実現する方法として、画面下のドックを利用した。ここに置けるアプリの数が、メインディスプレイとカバーディスプレイで異なっており、メインディスプレイの方が3つ分だけアイコンのスペースが多い。メインディスプレイに配置した右から3つのアイコンは、カバーディスプレイ側で表示されない仕様になっている。 この仕様を利用し、上記のビデオ会議アプリとGalaxy Notes、あとはTwitterのWeb版へのリンクを、メインディスプレイのドックに置くようにした。こうすることで、ほぼメインディスプレイ側だけでしか使わないアプリを、メインディスプレイを開いたときだけ1画面目に表示できる。 ちょっとした工夫ではあるが、これで必要なアプリをそれぞれのホーム画面にまとめやすくなった。ホーム画面の設定に迷うのは、2つの異なるディスプレイを使うフォルダブルスマホならでは。これを面倒と感じず、自分なりの使い方に合わせた工夫ができて楽しいと思える人は、フォルダブルスマホに向いているのかもしれない。