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その充電のやり方、間違いかも?iPhone「急速充電」の知っておきたい“5つの基礎知識”

日ごろ何気なく充電しているiPhoneですが、その充電のスピードは、使用する充電器や接続方法によって大きく変化します。ふだんから「充電が遅い!」とイライラしているけれども、それは充電方法が正しくないだけで、ほかの人は正しい方法でスイスイ、といったことがあるかもしれません。

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今回は、iPhoneの急速充電を行う上で知っておきたい、5つの基礎知識をまとめてみました。充電は速度さえ問わなければどんな方法でもできてしまうだけに、非効率な方法で行っていても自分では意外と気づかないもの。自分のやり方を振り返ってみて、もし誤っていれば、この機会に改めてみてはいかがでしょうか。

(1)充電のスピードは「有線>無線」

現行のiPhoneは、有線(Lightning)での充電のほか、ワイヤレスでの充電にも対応しています。ワイヤレス充電は置くだけで手軽に充電でき、またMagSafe対応であれば磁力で吸着するため位置がずれない利点がありますが、速度については一般的に有線に比べると遅めです。

そのため、急いでいる時は有線で充電し、就寝時など朝までまとまった時間が確保できる場合はワイヤレスを使うといった使い分けが有効です。特にMagSafeは暗いところでの着脱も容易ですので、夜中に明かりをつけないままiPhoneの充電を中断してしばらく使い、また戻して充電を再開するといった使い方には向いています。

(2)急速充電を行うには「USB Type-C」が必須

iPhoneがサポートする急速充電は、USB PD(USB Power Delivery)と呼ばれる方式です。このUSB PDで充電を行うには、充電器側のコネクタがUSB Type-C端子である必要があります。古いiPhoneに付属していたUSB Standard AのコネクタのLightningケーブルは、急速充電に対応せず、充電には2~3倍程度の時間がかかります。

そのため、外出先でモバイルバッテリーから充電する時など、少しでも高速に充電したい場合はUSB Type-C仕様のLightningケーブルを使い、一方で手持ちのUSB Standard A仕様のLightningケーブルも活かしたい場合は、就寝時の枕元での利用など急がなくてよい時だけにとどめるなど、適材適所で使い分けたほうがよいでしょう。

(3)USB PDの充電器の出力は「大は小を兼ねる」

急速充電を行うためのUSB PD充電器は、もっとも出力が小さいものだと18W程度、もっとも大きいもので100Wとかなりの幅があり、どれを選ぶか迷いがちです。ただUSB PDは、「大は小を兼ねる」が当てはまるため、迷ったら数字の大きいものを買っておけば問題ありません。

もっとも現行のiPhoneは最大でも27Wまでしか対応しませんので、それ以上の容量の製品を買っても宝の持ち腐れになります。また出力が大きい製品は本体が大きく重いため、持ち歩きには向きません。今後のモデルチェンジでiPhoneがさらに高速に充電できるようになるのを織り込んでも、現状では30W程度の製品を選ぶのが、速度・価格・本体のサイズどの観点からもベターと言えます。

(4)急速充電がオンになっているかはiPhone側で判別できない

Androidスマホの場合、急速充電が行われていると「急速充電中」と画面に表示されるのですぐに分かりますが、iPhoneは充電が行われているか否かをアイコンで表示するだけで、実際にどれぐらいの電力が供給されているかを知る術はありません。

市販の電力チェッカーを使えば、実際にどれだけの電力(W)が供給されているかが分かりますので、何らかの不具合で急速充電がオンにならず通常速度で充電されてしまっている場合も見分けられます。最近はこうした供給電力をリアルタイムに表示するウィンドウを備えたケーブルもあり、ひとつ持っておくと重宝します。

(5)急速充電のスピードは一定ではない

Appleのサイトでは、USB PDによる急速充電について「30分でiPhoneのバッテリーを最大50%まで回復させられる」と書かれています。同様のフレーズはUSB PD充電器のパッケージなどにも見られますが、ではその2倍、60分かければ満タンになるまで回復するかというと、そんなことはありません。

というのも多くのデジタルデバイスは、残量が少ない時ほど充電スピードは高速に、残量が100%に近づくにつれ緩やかになる仕様になっており、iPhoneも例外ではないためです。もし外出前にバッテリーが空になったiPhoneの充電をあわてて行うとして、100%になるまで待っていると多大な時間もかかりますし、バッテリー自体の劣化を防ぐ観点からもおすすめできません。70~80%まで充電できたところで打ち切るのが、もっとも効率的と言えます。