AppleがカメラやA13 Bionicチップなども搭載した27型の新しい「Studio Display」を発売

Appleは、日本時間の2022年3月9日（水）に実施された製品発表会で、新型の「Apple Studio Display」を発表した。27型の5K Retinaディスプレイで、表示解像度は最大5,120×2,880pixels。既に予約注文の受付が開始されており、3月18日（金）に販売がスタートする。価格は199,800円〜（税込）。学生・教職員価格では、186,800円〜（税込）で提供される。

本製品は、600ニトの輝度、P3の広色域、10億色以上の表示に対応。True Toneテクノロジーも搭載し、周囲の変化に合わせた自動的なディスプレイの色温度の調整が行われる。標準ガラスのほかに、オプションで「Nano-textureガラス」の選択も可能。このオプションは、太陽光などの強い光源のある作業空間にも適しており、高画質を維持しながらも光を拡散してグレアを最小限に抑える。

さらに本製品には、ディスプレイでありながらもA13 Bionicチップが搭載された。12メガピクセルの超広角カメラや3マイクアレイが実装されており、動き回るユーザーを追尾する「センターフレーム」にも対応。ビデオ通話に便利で、同社リリースでは「究極のビデオ会議ディスプレイ」とも紹介されている。本体には、4つのウーハーと2つのツイーターによる6スピーカーサウンドシステムも用意。インターフェイスは、96Wの電力供給が可能なThunderbolt 3およびUSB Type-C×3となっている。

また、本製品は3つのタイプからスタンドを選んで注文できる仕様。-5°〜+25°で傾きを調整できるスタンド、同じ範囲の傾き調整に加えて合計105mmの高さ調整ができるスタンド（有料オプション）、VESAマウントアダプタが選択肢として用意されている。