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ルフトハンザ航空、北欧で「グリーン運賃」試験導入

独航空大手ルフトハンザグループは、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの北欧3カ国発の便を対象に、二酸化炭素(CO2)排出量の完全相殺を含む「グリーン運賃」を試験導入した。ルフトハンザの他、傘下のスイス・インターナショナル・エアラインズ(SWISS)、オーストリア航空、ブリュッセル航空が運行するフライトで利用できる。

「グリーン運賃」利用者分のCO2排出量のうち、80%は気候保護プロジェクトへの資金提供を通じ、残りの20%は持続可能な航空燃料(SAF)の活用を通じて相殺する。同社は先週、シェルから2024〜30年に最大5億9400万ガロンのSAFを購入する了解覚書に署名した。

対象便では予約時、既存の運賃クラスであるライト、クラシック、フレックスと併せてグリーン運賃のオプションが表示される。欧州内のフライトでのエコノミークラスとビジネスクラスの両方で利用でき、旅行会社を通じた予約の際にも選択可能だ。

発表では料金体系への言及はなかったが、オスロ発ミュンヘン行きの9月の片道チケットの料金を調べたところ、グリーン運賃の価格は既存のフレックスチケットと同等だった。

同社が最初の市場として北欧を選択したのは興味深い。北欧では可処分所得が比較的高いため、ここで試験導入がうまく行かなければ、他地域でも成功しない可能性が高い。

グリーン運賃はどれほど環境に優しい?

航空業界は世界の温室効果ガス排出量の約2%の原因となっており、排出量は現在も急速に増えている。

英BBCの2019年の記事では、乗客が排出量を相殺できる便で実際にそれを選ぶ人の割合はわずか1%とされた。航空会社は、こうした選択肢を追加サービスとして提供している場合が多い。独立したグリーン運賃を設けることでこの傾向に変化があるかどうかは分からない。

航空各社による炭素排出量相殺の取り組みは、あくまで短期的なつなぎの解決策だが、多くの批判を浴びてきた。

ルフトハンザグループのクリスティーナ・フェルスター取締役は、「将来的には、CO2を相殺した航空便を当然のものにしたい」と述べ、「人々は、飛行機で世界を探検するだけでなく、世界を守りたいとも思っている。当社は適切な商品で顧客を支援する必要性に動かされている」と説明した。