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アプリやめます 東急とJR東日本の伊豆「観光型MaaS」実験が第2フェーズへ 操作性重視

ハードルになったアプリのダウンロード

東急とJR東日本、ジェイアール東日本企画は2019年11月20日(水)、観光客がスマートフォンで交通機関を検索・予約・決済し、目的地までシームレスに移動できる「観光型MaaS」の実証実験の第2フェーズを、12月から行うと発表しました。

ウェブブラウザ上の画面(2019年11月20日、大藤碩哉撮影)。

MaaS(マース)は「Mobility as a Service」の略で、様々な移動(モビリティ)をひとつのサービスとして捉え、利用者に提供する概念です。実証実験の第1フェーズでは、スマートフォン用の無料専用アプリ「Izuko(イズコ)」が導入されました。4月から6月まで静岡県の伊豆エリアを対象に、公共交通機関や施設の検索や予約、アプリ内で発行されるデジタルフリーパスの購入などが可能でした。

第2フェーズは、第1フェーズで浮き彫りになった課題を解決するとともに、利用時の操作性向上やエリア拡大などを図るといいます。

テレビからも配車が可能に

特に大きく変わるのが、アプリを廃止しウェブブラウザシステムにする点です。東急の都市交通戦略企画グループ課長の森田 創さんによると、「アプリをダウンロードする」という操作そのものが、ユーザーの大きなハードルになっていたといいます。

「すぐに情報にたどり着きたいユーザーに対し、ダウンロードという操作はハードルです。加えてこちら側としても、情報発信や宣伝をするうえで、ダウンロードしてから話が始まるのでは、やりづらさがありました」(東急 都市交通戦略企画グループ課長 森田 創さん)

ウェブブラウザ上でも直感的な操作性が追求されており、たとえば観光施設のパスを利用する場合でも「選ぶ」「買う」「見せる」の3ステップで完結。使いやすさが徹底されています。

「観光型MaaS」の実証実験の第2フェーズについて説明する、東急の都市交通戦略企画グループ課長 森田 創さん(2019年11月20日、大藤碩哉撮影)。

また、熱海市内のバスが乗り放題になるなど対象エリアが拡大したほか、対応言語に中国語の繁体字が、経路検索に航空機や船舶がそれぞれ追加されるなど、機能面も向上しています。

さらに今回、オンデマンド乗合交通サービスに、テレビからも配車予約ができる機能が追加されました。IT格差を是正すべく、スマホを持っていなくてもテレビのリモコン操作だけで予約ができるものです。

ジェイアール東日本企画の高橋敦司常務取締役はこの実証実験について、「地元の人に、伊豆はITで最先端だという意識が芽生えています。『見せるだけで乗れる』といった便利さから、観光客に対するホスピタリティーも向上し、地域の活性化につながれば」と話しました。