近年、「宅配業者の人手不足」が社会課題となる中、パナソニックは宅配ボックスによる再配達率の削減効果などを検証する実証実験を2016年度から計3回実施してきた。
いずれの実証実験でも宅配ボックスによる再配達率の削減効果が実証でき、ほとんどのユーザーが荷物の受け取りに関するストレスが「改善した」と回答。一方で、パナソニックが行った調査では宅配ボックスの普及率はいまだ約2%程度に留まっている。
そこでパナソニックは、宅配ボックスの更なる普及促進のため、手軽に設置できる後付け用宅配ボックス「COMBO-Light(コンボライト)」を発売した。
後付け用宅配ボックス「COMBO-Light」
ユーザー自身で簡単に設置できる接着施工により、既築住宅への後付け設置が手軽に行うことができる。また、過去の実証実験では「荷物が大きくて入らなかった」「すでに荷物が入っていた」などの理由により、宅配ボックス設置後でも再配達が発生するという課題も判明した。
そうした課題を踏まえ、より大容量のラージタイプを新たに追加。また、本体を連結して使用できるため、外出中に荷物が2回続けて届いた場合でも受け取りが可能だ。
パナソニックは生活者のニーズに根差した製品の開発により、宅配ボックスの普及を加速させ、運送業者およびユーザーの課題解決に取り組んでいくという。
2019-12-27 05:31:38