ITジャーナリスト富永彩乃と、携帯電話研究家の山根康宏"博士"がモバイルの最新製品をビデオで解説
今回はモバイルゲームを思う存分楽しめるASUSのハイスペックなスマートフォン「ROG Phone II」を紹介する。
ASUSのゲーミングデバイスはすべて「ROG」=Republic of Gamersのブランドで展開されており、ハイスペックなPCも数多くラインナップされている。ROG Phone IIは2018年に初代モデルが登場したゲーミングスマートフォンの2世代目のモデルだ。
CPUはSnapdragon 855+、メモリはRAMが12GB、ROMは512GBまたは1TBという、スマートフォンの中でも最強のスペックを誇る。ディスプレイは6.59インチ、2340x1080ピクセルで画面の書き換え速度であるリフレッシュレートは120Hzと他のスマートフォンの倍クラス。つまり高速に動くゲーム画面も遅延無く表示してくれるのだ。さらに画面のタッチセンサー感度も240Hzに高めているため、指先で画面をタッチした瞬間に反応してくれる。普通のスマートフォンでは体験できない「サクサク、ヌルヌル」という動きが味わえるのだ。
また本体は3つの冷却機構を備え、長時間のゲームプレイを行っても加熱で本体速度が低下することも抑えられている。さらには付属の「AeroActive Cooler II」を本体背面に取り付けると、空冷ファンで強制的に冷却もしてくれる。まるでゲーミングPCのような機能が備わっているのだ。
本体の右側面には本体下部と同じUSB Type-C端子が2つ並ぶ。これは本体を横向きにしてゲームをするとき、充電ケーブルを接続しても邪魔にならないような設計になっているのだ。そしてこの並んだ2つの端子を使ってAeroActive Cooler IIや後述する様々なアクセサリを接続できる。
横向きに持った時に、本体の上側(縦に持った時は左側)の左右部分は超音波を利用するタッチセンサー「AirTrigger II」となっており指先でボタン操作のできるトリガーボタンとなる。指先を話さずスライドさせる操作にも対応しており、本体だけでも細かい操作を行うことが可能だ。さらにはゲームプレイを容易にするアプリ「Armoury Crate」も搭載。ゲーム中の余計な通知をオフにしたり、ゲームのライブ配信、CPUと画面リフレッシュレートの細かい設定などが行える。
そしてROG Phone IIをゲームマシンにしてしまうのが豊富なアクセサリの存在だ。「ROG Kunai Core Gamepad」はROG Phone II用のゲームパッド。ケースをはめて本体の左右にゲームパッドを取り付けたり、ゲームパッド部分だけをROG Phone IIのリモートゲームコントローラーとして使うこともできる。そして「TwinView Dock II」はROG Phone IIのディスプレイを2画面化するアダプタだ。片側のディスプレイにゲーム画面、もう片側にゲームパッドを表示するといった使い方もできる。
そしてこれだけではなく、なんと両者を合体することもできる。これは初代モデルではできなかった荒業で、左右にゲームパッドを付けて2画面化されたROG Phone IIはもはやポータブルゲーム専用機でも追いつけないほどの最強のゲームマシンになるのだ。このフルセットは「ROG Phone Ⅱ Game Changer Set」としても販売され、個別にアクセサリを買うよりも安く入手できる。
2019-12-28 18:57:56