iPhoneユーザーなら、「連絡先」や「天気」「時計」など、もともとインストールされている標準アプリを利用している人が多いだろう。
本記事では、そういったiPhone標準アプリや便利な機能のなかでも、意外と知られていない便利術を紹介。iPhoneの機能は年々進化しているが、それにともなって追加される新しい機能や使い方に気づかないことがある。年末年始の時間があるときに、知っておくだけで役立つ便利術を確認して、実際に試してみてほしい。
①よく電話する相手に最速で発信するには触覚タッチかSiriで/「連絡先」アプリ
「連絡先」は、電話をかけるにもメールをするにも必要な、iPhoneにおける基本アプリだが、きちんと使いこなせばとても便利なアプリ。
たとえば親やパートナー、友人など、頻繁に電話をかける相手に発信する際は、「履歴」や「連絡先」を見てかけるのが一般的だが、よくかける相手には、「電話」アプリを長押し=触覚タッチ(Haptic Touch/ハプティックタッチ)して[よく使う]項目をタッチするのが最速で発信する方法だ。
この方法で発信するには事前に設定が必要で、「連絡先」アプリからよく電話をかける相手の連絡先を表示して、[よく使う項目に追加]をタップ。それ以降、「電話」アプリを触覚タッチすると、登録した人が表示されるようになる。
なお、Siriを使って「ヘイSiri、〇〇さんに電話」でも発信できる。そのまま「スピーカー」モードで通話ができるので、家事で両手がふさがっているときなどに活用したい。ちなみに、自分の連絡先の編集画面で[関係と名前を追加]から身近な人を登録しておけば、「ヘイSiri、お母さんに電話」「社長に電話して」「〇〇(あだ名)に電話」でもかけられるようになるので、よりスムーズな発信が可能になる。
そのほか「連絡先」アプリの便利な活用法はこちら
iPhone『連絡先』アプリ使いこなしてる? 削除、グループ、最速発信方法など活用法を一挙紹介
②湿度やUV指数、気圧もチェック可能/「天気」アプリ
天気アプリはたくさんあるが、iPhone標準搭載の「天気」アプリを使っている人も多いだろう。実は、今日・明日の天気を確認できるだけでなく、少し先の天気やUV(紫外線)情報、気圧など便利な機能も充実している。初日の出の時間や、初詣に出かける際の体感温度の確認なども可能だ。
見方はとても簡単で、iPhoneの「天気」アプリを開いて下へスクロールするだけ。気温や週間天気の下に、当日の天気について下記のような細かい情報が掲載されている。
たとえば、「視程」は水平方向に見通せる距離のことを指し、霧やもや、大気汚染物質などの状態で数値は変化する。視程が低くなると航空機の運行など移動に支障が生じる可能性があったり、屋外イベントやスポーツ、海、山での安全性に影響が出る。屋外でのイベントがある外出時にはチェックしておきたい。
ほかにも「UV指数」は紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを指標化したもの。1、2の場合は安心して戸外で過ごすことができる、3〜7はなるべく日陰を通り、日焼け止めや帽子などを利用する、8以上は外出はなるべく控えるなどの対策を気象庁が発信している。UVは目に見えない情報なので、天気をチェックするついでに確認してみてはいかがだろう。
ちなみに「天気」アプリでは、天気をひと目で把握できる太陽や雲、雨などのアイコンを25種類用意している。
2019-12-30 18:41:25