「Erase-Eaze」という配列のキーボードをご存知でしょうか? 基本的には一般的なUS配列のキーボードなんですが、Spaceキーが2分割されている配列のキーボードです。
Erase-Eazeって何?
以前はミネベア(NMB)などがErase-Eazeのキーボードを販売していましたが、現在市販されている製品はないと思われます。
以前キーボード収集を趣味としていたとき、このErase-Eazeのキーボードも買おうとしていたのですが、なぜか買わなかったんですよね。なんでだろう…? 高かったのかな。当時すでに新品はなかったような気がします。
このErase-Eazeキーボード、2分割されたSpaceキーの左側をBackspaceキーとして動作させることができます。そうすると、左親指でBackspaceができるようになり、ホームポジションから崩さずに文字入力しやすくなるというメリットがありました。
親指シフトとの相性バツグン!
また、キーマップをカスタマイズできるソフトと組み合わせて、親指シフトキーボードとして使うという人もいました。親指シフトとは、富士通のワープロソフト「OASYS」で採用されていたキー配列で、左右の親指キー(Shiftキーと同様の機能)と文字キーを同時押しすることで、濁音・半濁音をワンストロークで入力できるという、日本語入力に特化した配列。当時のワープロ世代には絶大な人気がありました。50代以上のライターは、親指シフトで覚えたという人も多くいます。
その後パソコンの時代になり、親指シフトは徐々にユーザー数が減っていき、今はあまり見かけなくなりました。親指シフトキーボードも販売されてはいますが、選択肢は少なく高価(現在発売されている純正キーボードはFMV-KB613とFMV-KB232のみ)。路頭に迷った親指シフターたちは、既存のキーボードをカスタマイズして親指シフトの灯を絶やさないようにしてきました。
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2020-01-01 20:57:44