※この記事は2019年1月31日に公開された記事の再掲載です。
ホントにムリだこれ。
GAFAM(ガファム)ってご存知ですか? G: Google、A: Apple、F: Facebook、A: Amazon、M: Microsoftの5大IT企業をこう呼ぶそうです。
その5大企業を生活から全部シャットダウンしたらどうなるかという実験をした米GizmodoのKashmir Hill記者の6週間の体験記です。
1週目:Amazon
私...なんだかMだったようです。
5大IT企業なしの生活って本当に送れるのだろうかという実験をおこなっています。「使わないぞー」みたいな感じではなく、技術的に思いっきり遮断してガチにやります。私のデバイスからGAFAMへのアクセスも、その逆にGAFAMが私に、そして私のデータにアクセスすることも遮断するカスタムで作った機械を使って...です。
とりあえず、一番断つのが難しそうな会社から初めてみました。そう、何でも屋さんのAmazonです。何百万人ものアメリカ人が家の中でAmazonのものを使って生活しています。うちにはEchoもEcho Dotも、キンドルは2台、Amazon プライムのクレジットカード、Amazonプライムビデオ、プライムアカウントは2つも。(そうですよね、夫婦でそれぞれプライム払ってるのなんでなんでしょう?)
そう、私はAmazonに結構なお金を払っているし、データまで渡しているんですよね。Amazonで年間だいたい3,000ドル(約31万円)くらいは使っています。いつの間にかAmazonの常客になってしまっていて、他のオンラインサイトではほとんど買い物をすることがなくなってしまいました。何か必要な時、例えばそれがシーツでも、オムツでも、トイレットペーパーでもハロウィンのコスチュームでもなんでもかんでも最初に行くのはAmazonなんです。何か「モノ」が必要な時は必ずAmazonアプリを開いているのです。
ああ、最悪...Amazonのアプリまで持ってるなんて。私、完全にこの会社の中毒ですね。でもこんな感じなのは私だけじゃないと思うんです。だってアメリカ国内のすべてのオンラインショッピングの50%はAmazonでの取引らしいですよ。ちょっと凄すぎるでしょ?
カスタムVPNでAmazon関連のトラフィックも遮断してみる
でもAmazonってただのオンラインストアじゃないんです。私にとってAmazonでも買い物をやめることが一番キツいことではなくて、実は大変なのはアマゾンウェブ サービス(AWS)をやめること。AWSはインターネットの背骨みたいなクラウドサービス。ホールフーズ(2017年Amazonに買収された高級志向スーパー)に行かないようにするのは簡単ですが、Amazonのデジタルサービスも全部やめたいんです。そのためにはテクノロジーに詳しい人の助けが必要。Amazonの息がかかってるトラフィックが入ってくるのも、私の方から出て行くのも防ぐカスタムVPNを構築する必要があります。
2020-01-02 01:53:34