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クラウド電子レンジに自動カップ麺調理... 「手軽」食品はさらに手軽化する?

冷凍食品やコンビニの弁当、カップラーメンといった手軽な食品を、さらに便利にする研究開発が熱を帯びている。上智大学やシャープなどは精密なマイクロ波を発振できる半導体を使い、従来よりも食品を均一に加熱できる電子レンジを開発した。

サンコー(東京都千代田区)も、カップラーメンを自動で調理する装置「まかせ亭」を発売、注目を集めている。

加熱のムラ防ぐ効果も

上智大学理工学部物質生命理工学科の堀越智准教授らが開発した電子レンジは、弁当を入れると自動で弁当箱のQRコードやバーコードを読み取る。読み取った情報から各食品の適切な加熱条件をクラウドからダウンロードし、自動で弁当を温める。食品が適温になるよう部分的にマイクロ波を照射できるため、従来の電子レンジに比べて食品ごとの加熱のムラを抑えられるほか、省エネにもつながるという。

シャープ、日本ガイシ、日本ユニシスなどとの共同研究。今後は部品の価格を現行製品の価格に近付ける。また開発した電子レンジの原理について、医療や酵素活性などマイクロ波が応用されている分野への応用も目指す。

サンコーの装置「まかせ亭」は、本体に水を入れてタイマーを設定すると、湯沸かし・カップへの注水・タイマーの動作を自動で行う。ラーメンが出来上がると音で知らせる。湯の注ぎ口の高さを変えられるため高さ6~13センチメートルのカップ麺に対応し、「BIGサイズ」のカップ麺も調理できる。また湯の注ぎ口がカップ麺の上部に密着してふたの役割を果たすため、調理時にラーメンが冷めにくいという。タイマーは30秒~9分まで設定できる。湯を注ぐと、自動でタイマーがスタートする仕組み。カップ麺のほか、スープやコーヒーを作る際にも使える。

実用性の部分でも意外と...?

インスタントラーメン評論家の大山即席斎氏は同製品に寄せたコメントの中で「(お湯を沸かす一般的な)ケトルは便利だが、(残った湯をこぼす恐れがあり)小さな子どもがいる家庭ではちょっと心配。電動ポットは保温状態では湯の温度が少し低いこともある」と指摘。その上で、湯を直接カップにそそぐ同製品は「湯沸かしから出来上がりまでのひと手間が省ける」と評価した。

まかせ亭は高さ260~330ミリ×幅250ミリ×奥行き250ミリメートル。消費税込みの販売価格は5980円。初年度5000台の販売を目指す。