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2020年予想 2つの第10世代CoreでモバイルPCが変わる? 5G到来にiPhoneはどうなる?

2020年のPC動向で最も注目されるのは、やはりメーカーがIntelの「第10世代Coreプロセッサ」をどのように生かしてくるかだろう。薄型軽量ノートPCの設計をどう最適化してくるかに注目したい。

2019年にリリースされたノートPC向けの第10世代Coreは、10nm製造プロセスを用いた「Ice Lake(アイスレイク)」と、現行のデスクトップPCと同じ14nm製造プロセスを用いた「Comet Lake(コメットレイク)」の2種類がある。第10世代Coreを採用したノートPCは少しずつ出始めたが、まだまだ旧世代の製品と混在している状況だ。

 もっとも本誌の読者ならば、2020年はプロセッサのトレンドにあまり大きな進展がないことは予感していることだろう。10nm製造プロセスのIce Lakeは出荷が始まったものの、クロック周波数が上がらないため、低消費電力向けにしか位置付けることができていない。この状況は今年も続くとみられ、Intelが2021年に予定している7nm製造プロセスの立ち上げまでは大きな変化は現れないと考えられる。

 しかし、これは薄型あるいは小型のモバイルPCにおいては悪い話ではない、とも捉えられる。

注目したいモバイルPCの設計トレンド
例えば昨年、熱設計の枠を12W分も拡大させた「16インチMacBook Pro」は、14nm製造プロセスの時代がしばらく続くことを見越したものだった。

搭載プロセッサは前モデルを踏襲した第9世代Coreだったが、より高いパフォーマンスを引き出すためには、いかに多くのコアを同時に、より高い実クロックで、どれだけ長い間ブン回せるかの勝負になる。もちろん、それに見合うメモリ容量などのスペックも必要になるわけで、もろもろの状況に合わせこんだ結果の製品といえる。

 このセグメントには14nm製造プロセスながらWi-Fi 6やThunderbolt 3に対応するComet Lakeが投入される予定であるため、とりわけWi-Fi 6対応を目的に登場時期を見据えて買い替えたいユーザーは注目だろう。

 やや複雑なのは、第10世代Coreでは薄型軽量ノートPC向けのUシリーズプロセッサに関して、14nm製造プロセスのComet Lakeと10nm製造プロセスのIce Lakeが混在することだ。実際にはネーミングルールが変化しており、プロセッサ末尾にG7など「G」で始まる型名が付与されているのがIce Lake搭載モデルということになる。

 Ice LakeもWi-Fi 6やThunderbolt 3に対応するが、GPUのIris Pro Graphicsが11世代に進化し、AI推論命令セットの「DLブースト」やAI処理アクセラレーターの「GNA(Gaussian mixture model and Neural network Accelerator)」が内蔵されている。

 Intelによれば、Ice Lakeはマルチメディア処理やコンテンツ制作に適しており、Comet Lakeは(Ice Lakeにない)6コア12スレッドのモデルがあることなどから高い生産性を求める用途に適しているという。