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サムスンがインドの技術者に託す「次世代のスマホ向けAI」

サムスンの研究チームが、スマホのカメラ画質を大幅に向上させる新たなテクノロジーを開発した。サムスンがインドのバンガロールに設置したR&Dセンターの研究チームは、センサーから得られる画像を、よりシャープで精緻にする画像処理アルゴリズムを開発したという。

この技術は、カメラが捉えたRAW画像のデモザイク(de-mosaic)処理の新たなメソッドだ。デジタルカメラのセンサーが捉えた情報を、写真に仕上げる際には色情報を補完し、フルカラー画像を作り出すデモザイク処理が必要だ。

センサーが取得する各画素は赤や緑、ブルーなどのピクセルで構成されており、これらの情報を組み合わせるプロセスをデモザイクと呼んでいる。この処理は推論ベースで行われるため、従来の手法ではノイズが発生する場合もある。

サムスンの研究者らは、ディープラーニングの活用によってこの処理のクオリティを向上させた。その成果は「Deep Demosaicing using ResNet-Bottleneck Architecture」と題した論文として、学術プラットフォームのEasyChairで公開された。

このメソッドを用いれば、以前は必要とされた様々な画像を用いたトレーニングを経ずに、画質を向上できるという。スマホのカメラにこの技術を用いると精細で、自然な色合いの撮影が可能になる。

アドビが最近、フォトショップに導入したEnhance Detailsのツールにもデモザイク機能があるが、これはMacやウィンドウズマシンでマシンラーニングを行い、画質を向上させるものだ。一方で、サムスンの試みは新たなメソッドを、スマホ上で完結させている。

この技術により、デジタルズーム処理やAIを活用した高度なボカシ処理などが可能になる。さらに、暗い場所で撮影された画像データのクオリティを、大幅に高めることも可能になる。

スマホのカメラのベンチマークとしてはDxOMarkが有名だが、今回のメソッドの採用でサムスンのスマホのカメラの評価は、大きく高まるかもしれない。