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カシオ初心拍センサー搭載スマートウォッチPRO TREK Smart「WSD-F21HR」を着けて走った

カシオ「PRO TREK Smart」が心拍センサーを初搭載 ー WSD-F21HRを着けて走ってみた

新たに心拍測定機能を搭載したWSD-F21HR

PRO TREK Smartシリーズは本体に優れた耐環境性能を持たせて、なおかつ必要な機能を使いやすくまとめ上げたアウトドア対応スマートウォッチだ。ラインナップには最新のWSD-F21HRのほかに、有機ELディスプレイを搭載するコンパクトな「WSD-F30」と大画面モデルの「WSD-F20」がある。

「PRO TREK Smart」シリーズ、左からWSD-F30、WSD-F21HR、WSD-F20

筆者はこれまでPRO TREK SmartシリーズのF20、F30を続けて長く使ってきた。ジョギングなどワークアウトの成果を可視化したり、健康管理のために心拍を測定できる機能がPRO TREK Smartにも欲しいと常日頃から思っていただけに、WSD-F21HRでどんなことができるのか楽しみだ。

タフなアウトドア仕様を特長とするWear OS搭載スマートウォッチ

WSD-F21HRは、歴代のPRO TREK Smartと同様に高い耐環境性能を備えるスマートウォッチだ。本体は5気圧防水、MILスペック準拠のタフネス仕様。堅牢性も重視する堂々としたデザインのベゼルが特徴だ。本製品のキーカラーであるレッドのほかに、ブラックを揃えた2色のカラバリがある。

MILスペック準拠のタフなボディは5気圧防水対応だ

ディスプレイはカラーとモノクロの2層構造とし、本体を操作せずに画面が暗転した時には、モノクロ液晶表示に切り替わる。電池の減りを抑えながら、高い情報の視認性を確保している。F30は駆動時の電力効率が高い有機ELディスプレイをカラー側のディスプレイに搭載していた。F21HRは2層ともに液晶だが、通常使用時のスタミナをF30と同じ約1.5日に揃えてきた。カシオの技術がまた一段と成熟したことがうかがえる。

普段は視認性の高いモノクロ液晶を表示。バッテリーの消耗を抑える

PRO TREK Smartシリーズは、アウトドア向けのデバイスであることを特徴にうたっているが、ペアリングしたスマホから着信やメール、メッセージの通知を受け取ったり、日常生活やビジネスユースにも役立つスマートウォッチでもある。

Wear OS対応アプリをインストールすれば、さまざまな機能拡張も可能だ。ペアリングするスマホはAndroid 4.4以上、iOS 10以上を推奨環境としているが、iPhoneと組み合わせた場合には、いくつかの機能が制限されてしまう。そのため基本的にはAndroidスマホと一緒に使う方がおすすめだ。今回のテストはGoogle Pixel 4 XLにペアリングして行っている。

スマホにペアリングした後はWear OSアプリからWSD-F21HRの本体設定などが行える

F21HRは、GPS(米・GPS/露・GLONASS/日・みちびきを併用)によるトラッキング機能を内蔵しているので、ペアリングしたスマホが通信圏内になくてもウォッチ単体で正確なユーザーの位置情報を取得できる。

さらにMapboxから、現在位置50km圏内のカラー地図データを最大5件まで本体にダウンロードして、GPS位置情報と連動させながらオフラインで利用できる。スマホを持たなくても、腕にF21HRを装着しただけの軽装で、地図を確認しながらランニングやトレッキングなどのアウトドアレジャーに出かけられる。

Mapboxの地図データはウォッチの本体にダウンロードしてオフライン利用が可能だ

プリインストールされている「アクティビティ」は、各種スポーツの計測・記録に最適なカシオのオリジナルウォッチ用アプリだ。ランニングのペースと心拍の状態を同時に画面上で確認しながら、ページを素速く地図表示に切り替えることもできる。

アクティビティアプリにはランニング/トレイルランニング/トレッキング/フィッシング/サイクリング/パドリング/スノー(スノボやスキー)の各種スポーツデータの記録に対応するメニューが揃う

ランニングの移動ルートはKLM形式のデータファイルとして、ペアリングしたスマホを経由してユーザーがひも付けたアカウントのGoogleドライブに保存される。過去の履歴ファイルをウォッチから呼び出せば、また同じルートを移動する時の参考になる。

ランニングの移動データをGoogleドライブに記録。ウォッチから再度読み込んで利用できる

光学式心拍センサーを搭載。リストバンドが柔らかく装着しやすい

WSD-F21HRは、本体背面に光学式心拍センサーを内蔵している。センサーを身に着けているユーザーの手首にフィットさせて、LED光を照射しながら体内の血流量を感知。心拍数を推定する。

センサーが脈拍を正しく計測できるように、ウォッチの背面を肌に密着させて使うのがコツだ。正しい装着方法についてはカシオのサイト(https://support.casio.jp/wsd/manual/wsd-f21hr_ja/BIAJSYxuyuewxv.html)に詳しい解説が載っているので、使用前にチェックしたい。

本体シャーシの背面側に光学式心拍センサーを内蔵。手首に密着させて心拍を記録する

ボディのサイズは、シリーズの中でもとりわけコンパクトなWSD-F30よりも少し大きく見えるのだが、実はバンドを含む質量はF21HRの方がわずかに軽く、約81g(F30は約83g)としている。シリコン製の専用バンドが軽く、柔らかいため、装着感がゴツゴツとしていない。

筆者が試した限りでは本体をピタリと密着させて腕に巻いても、例えばパソコンをタイピングしたり、寝ている間にも邪魔に感じることがなかった。強いて言えばスーツやコートの袖に腕を通すときに、若干時計の大きさが気になることがあったぐらいだ。体型によって装着感には個人差が出てくるものなので、購入を検討する際にはぜひ店頭で試着してみてもらいたい。

なお、当たり前のことだが、心拍センサーは肌に密着させた状態でないと脈拍を検知できない。スキーウェアやアウトドアジャケットを着る時には衣類の上にウォッチを装着しないよう注意したい。

本体シャーシの背面側に光学式心拍センサーを内蔵。手首に密着させて心拍を記録する

ボディのサイズは、シリーズの中でもとりわけコンパクトなWSD-F30よりも少し大きく見えるのだが、実はバンドを含む質量はF21HRの方がわずかに軽く、約81g(F30は約83g)としている。シリコン製の専用バンドが軽く、柔らかいため、装着感がゴツゴツとしていない。

筆者が試した限りでは本体をピタリと密着させて腕に巻いても、例えばパソコンをタイピングしたり、寝ている間にも邪魔に感じることがなかった。強いて言えばスーツやコートの袖に腕を通すときに、若干時計の大きさが気になることがあったぐらいだ。体型によって装着感には個人差が出てくるものなので、購入を検討する際にはぜひ店頭で試着してみてもらいたい。

なお、当たり前のことだが、心拍センサーは肌に密着させた状態でないと脈拍を検知できない。スキーウェアやアウトドアジャケットを着る時には衣類の上にウォッチを装着しないよう注意したい。

あらかじめ設定した心拍ゾーンのエリアを超える心拍数が計測されるとアラートを飛ばしてくれる

ゾーン1が最大心拍数の50%以上、ゾーン5は最大心拍数の90%以上の状態を目安として知らせてくれる。ランニング、またはトレイルランニングのアクティビティを計測している最中に、心拍数が一定ゾーンを超えた際にアラートを知らせてくれる。過剰なトレーニングを未然に防いでくれる頼もしい機能だ。

PRO TREK Smartを着けて走る・心拍を計る

WSD-F21HRを装着して心拍測定機能を中心に試してみた。筆者はふだんランニングは屋外ではなく、ジムに出かけてトレッドミルを走っている。今回はGPSと地図機能を試すために屋外も走ってみた。

スマホを持たずに出かけてもウォッチにマップデータがダウンロードされていれば、内蔵GPSで自分の位置が正確にトラッキングできる

通い慣れた自宅からジムまでの道のりをトラッキングしてもあまり意味はないかもしれないが、やはりウォッチ単体で地図と位置情報が確認できると便利である。

堅牢性の高さはアウトドアスポーツに打って付けだといえるし、他のスマートウォッチにはあまりないPRO TREK Smartシリーズならではの特徴だ。ジムで走りながら汗を多くかいた時も安心して使えた。

ボタンの高さをウォッチのベゼルに合わせているため、誤操作によりいつの間にかアプリが起動しているようなことがない。トレーニング機器にぶつかって破損する心配もなさそうだ。やや浅めのボタンのクリック感には最初のうちは少し戸惑うかもしれないが、慣れれば歩きながら、走りながらでもスムーズに操作できるようになると思う。