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iPadがPC代わりに使えるのか検証してみた...。「帯に短し、たすきに長し」なのかなー

iPadのアイデンティティ・クライシス、かも。

ギズモードのライターのなかでも、私はコンピュータに求めるものがみんなと違います。私はゲーマーでもありませんし、自分でPCを組み立てるなんてこともありえません。というか、私はソーシャルエディターなので、ワード機能ですらあまり使わないんです。たまにブログに投稿するくらいで。

だから2年前、Eartherのソーシャルエディターとしてはじめてフルタイムの仕事についたころにMacBook Pro 2012がイカれちゃったときも、NetflixとiMessageのためだけに1,200ドル(約13万1000円)も払ってMacBook Proを買い直すのは嫌だなって思ったんです。ですからChromebookにしようかなーと考えました。Windowsのマシンなら500ドルとか600ドルでも全然あるなーとか。

ただ…私はAppleのエコシステムにどっぷりつかっていたんです。なので、多少安くても、使いにくいものをわざわざ買うのは嫌だな、と感じました。

iPadはPCの代わりになるのか?

そんな私は2カ月前、330ドル(約3万6000円)で10.2インチのiPadを買いました。実はこれが私のiPadデビュー。別にガジェット嫌いというわけではないのですが、iPadを買うのはどうも納得いかなかったんです。前述のとおり、私はゲーマーでもなければApple Pencilを使うほどクリエィティブなタイプでもありません(Apple Pencil、おもしろいみたいですけどね)。

そして今、またもや同じ宿命に直面していることに気づいたのです。 iPadはPCの代替品になり得るのか…?

私的に、iPadにはいろいろ問題点があったんです。ウェブ閲覧やメール、基本的な文書作成、在宅勤務、Netflixをはじめとするストリーミングサービスなど、使用感に課題が多いと感じていました。私にはわかっていました。iPadにコンピュータの代わりは務まらないということが。でも、Appleはこの次世代iPadをパソコン代わりに使ってほしいみたいですね。だからこそUSBメモリにも対応したし、ファイル共有やUSB-Cポート経由でのミラーリング機能もついているわけです。

Appleのターゲットは、私のような人。つまり、iPhoneやAirPodは持っているけどプライベートのPCはないんだよね、という層です。それなら家でiPad使ってよ、みたいな。確かに私たちはもう何年もAppleのエコシステムにどっぷりはまってますし、iPadはそれほど高くないので、うってつけといえばそのとおりです。少なくとも、アイデアとしては悪くありません。

iPadはかなりいい線いっているんです。起動するたびにApple IDとパスワードを入れなきゃいけないのは面倒ですけど、そのうち慣れると思います。ただ最大の難点は、ラップトップに寄っている割には機能面がイマイチという点です。そのせいで、Appleが期待するほどにはPCの代替品になりきれていないんですよ。別にOSやキーボードが悪いわけではないんです。問題はアプリなんです。

iPadのアプリ問題と、地獄の自動ダウンロード

アプリ問題最悪のポイントは、iPadのセットアップ時に同じApple IDを共有するデバイスの全アプリを自動ダウンロードしてしまうところ。iPad OSと互換性がないものまで勝手に入ってきてしまうんです。 膨大な数の不要アプリ(2009年の懐中電灯アプリまで)をすべて削除し、スマホでいつも使っているスタメンのアプリ(Googleドライブやドキュメントなど)はそのまま保存。iPadでは使えなさそうなアプリ(Co-StarやVenmo)も、お気に入りのやつは一応とっておきます。

こうしてなんとかアプリの取捨選択をしても、まだ問題は残ります。PCユーザでも、InstagramやTinderなどのiPhoneファーストのアプリは、よほどのことがない限りデスクトップでは使いませんよね。スマホで使いますよ、スマホ用のアプリですから。ではiPad OSバージョンはどうかというと、デスクトップ版とはまた違った意味で使えない代物なんです。

InstagramなんかもあくまでiPhone仕様になっているので、真っ黒な画面の真ん中にぽっかり浮かぶような感じで表示されます。使えないわけじゃないんですけど、でも「これなら携帯電話使う」と思うほど使用感はイマイチ。 もし本当にiPadをラップトップとして使うなら、iPhone向けのアプリなんてそもそも使わないでしょうから、そもそもこんなアプリ必要? という疑問がわきます。

つまり、新しいiPadでiCloudにログインした瞬間、「なんでAppleは巨大スマホとキーボードの合体デバイスを作ったんだろう…」という謎が頭に渦巻くことになります。少なくとも、同期先のアプリを勝手にダウンロードするのは、回避策がほしいですね。

ちなみに、強制ダウンロードされるアプリにはiPad OSとの互換性がないものも多数あります。これだけで、私みたいな人間にはかなりのマイナスポイントです。もし、いまだにInstagramのiPadバージョンが作れないなら、Appleヤバいですよ。なのにアプリだけは勝手に入ってくる、というガッカリ感…。

Googleのアプリも、とにかく使いにくい

もう1つの問題が、Googleです。もちろん、GoogleはユーザにChrome OSを使ってほしいわけですが、iPadユーザとしてはPCと同等のGoogleドキュメントアプリを期待しますよね。でも、残念でした。iPad版のGoogleドキュメントやGmailアプリには、多くの主要機能が欠けているんです。Eメールにハイパーリンクをつけることもできません(URLを入れても、ただのテキストになってリンク先に飛ぶことはできないんです)。

つまり、これらのアプリは「iPadと互換性がある」と言いつつも、「iPhoneでも動きますよ」というもの。完全にiPad向けになっていないのです。AppleがiPadでターゲットにしている若者世代が、みんなPagesやMailアプリを使っているわけではありません。彼らをSurfaceや安価なChromebookから取り込むには、まずはデベロッパーを集めないと。Appleは確かにタブレット市場の王者かもしれませんが、やっぱりデベロッパーあっての…なんですね。

PC代わりというなら、ハードウェアとかにも不満ポイントが…

iPadのアイデンティティ問題は、ハードウェアにも及びます。タイピング作業はスマートキーボードでほぼ問題なくこなせるんですが、これがちょっとペラペラというか、薄いんです。ソファに座って記事を書くにも、膝の上で使うのはほぼ不可能(ちなみに、最初はiPadで書いていましたが、結局13インチのMacBook Proに変えました)。あと、平らな場所に置いておかないと、バランスを崩して倒れることもあります。これは、夜ベッドでメラトニンのサプリ飲んでYouTube動画を見ながら寝落ちしたい私にとって、大きなマイナスポイントです。