Wi-Fiに新規格「Wi-Fi 6E」登場で最大14本のチャネル追加、VRやARがより快適に

Wi-Fiの業界団体Wi-Fi Allianceは、無線LAN規格の最新世代「Wi-Fi 6」（IEEE 802.11ax）において、6GHzの周波数帯を拡張した新規格「Wi-Fi 6E」を発表した。

2020年の通信規格界隈においては、5Gの本格運用開始、5Gスマホ投入がメインニュースとなっているが、Wi-Fiも快適な通信や高速通信化を図っている。

今回追加されるのは、現在利用されている2.4GHz帯と5GHz帯に次ぐ、6GHz帯（5935～7125MHz）。利点としては5GHz帯に近いこと、また2.4GHz帯を利用する古い規格Wi-Fi 4からの干渉を受けにくいという点があげられる。

また、80MHz幅接続時において、最大14本（160MHz幅接続時は7本）のチャネル追加が可能になる。

新世代のスマートフォンやアクセスポイントが「Wi-Fi 6E」を採用することで、より大容量、高速通信、低遅延な高性能接続が期待できる。特にVR（仮想現実）やAR（拡張現実）、4K動画配信といった、高速データ通信によるサービスは快適さが大きく改善される可能性がある。