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SamsungがAppleのFace IDアイコンを丸パクリしていると指摘される

Samsungのコンシューマーエレクトロニクス部門で社長兼CEOを務めるキム・ヒョンソク氏が、世界最大級の技術見本市であるCES 2020の中で、生体認証に関する情報を管理するためのaaS型サービス「Samsung Pass」を発表しました。しかし、このSamsung Passの発表時に用いられているアイコンが競合他社であるAppleの顔認証「Face ID」のアイコンそのものだということで、「SamsungがAppleのアイコンを盗んだ」「SamsungのデザイナーがまたもやAppleをコピーした」と報じられています。

AppleはiPhoneのデザイン特許を「Galaxy」が侵害しているとして、開発元のSamsungを2011年に訴えました。この訴訟は8年後についに決着し、Samsungは約584億円もの示談金を支払うこととなります。

それでも「AppleはSamsungを必要としていて、SamsungはiPhoneが売れることで成長できる」という複雑な関係がある、という指摘があるように、両社の関係は非常に複雑です。

Samsungは「iPhone信者だった僕がGalaxyに乗り換えるまで」ムービーで、iPhone Xのディスプレイ上部にあるノッチを揶揄したこともあるのですが、そんなSamsungがAppleのFace IDのアイコンを「丸パクリしている」と話題になっています。

Samsungの丸パクリ疑惑が浮上したのは、CES 2020の中で行われた同社の基調講演で発表された、「Samsung Pass」を紹介するスライドが登場した瞬間でした。以下の画像が問題のスライドを撮影した写真で、「Samsung Pass」という文字の下に並ぶアイコンの左から2番目がFace IDのアイコンに酷似していると指摘されています。