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NEC、個性派PCを引っさげ北米市場へ再参入 - CES 2020

NECパーソナルコンピュータ(以下、NEC PC)が米国時間1月3日に出したプレスリリースには驚いた。NECブランドのPCとしては、約5年ぶりに米国市場向けとして新モデルを投入する。NEC PCはレノボグループの一員だが、米ラスベガスで開催の家電・IT見本市「CES 2020」にて、レノボブースの一角にNEC PCのコーナーがあり、そこで新モデルを展示していた。

いずれもプレミアムなPCと呼んでいいモデルだ。良い意味で日本的な作りであり、個性的な機能や付加価値を持たせたPCが米国市場でどれだけ受け入れられるか、興味深い。各モデルとも、米国で2020年3月の発売予定だ。なお、同様の新モデルが日本でも発表、発売されることが明らかになっている。

○15.6型4Kの有機ELディスプレイを採用したノートPC「LAVIE VEGA」

LAVIE VEGAの見どころは、本体カラーのアルマイト・ネイビー、天面のGorilla Glass 6、天面LAVIEロゴのLED発光、15.6型4K有機ELディスプレイなどだ。このディスプレイは、DCI-P3を100%カバーという広い色域を持ち、輝度も400nitと高い。

本体の剛性にはかなり配慮したそうで、天面のGorilla Glass 6はその一環。展示では、かなり高い位置から天面に鉄球を落とすデモがあった。ゴンッというにぶい音とともに鉄球が落ちても、天面には傷が付いていない。CES 2020の会期中、この鉄球は何度となくLAVIE VEGAに落とされるのだろう。

天面LAVIEロゴのLED発光はMacBookを連想させるが、ただの飾りではなく、Smart Lightという機能を持たせた。LAVIE VEGAはモダンスタンバイに対応しており、ディスプレイを閉じた状態でも、Windows 10のパーソナルアシスタント「Cortana」が生きている。ディスプレイを閉じたLAVIE VEGAに「Hey, Cortana」と呼びかけると、天面LAVIEロゴが光って応答する。

CPUには第9世代Intel Core i7の「H」プロセッサを搭載。プレスリリースで公開されたスペックでは、CPUがIntel Core i7-9750H(2.6GHz)、メモリがDDR-2666 8GB、ストレージが512GB SSD(PCIe 3.0 x4・NVMe・M.2)およびIntel Optane Memory 32GB、グラフィックスがIntel UHD Graphics 630(CPU内蔵)、OSがWindows 10 Home 64bit版となっている。米国での価格は2,099.99ドル。

そのほか、日本では発売済みの13.3型モバイルノートPC「LAVIE Pro Mobile」も米国市場に投入する。最小構成価格は1,599.99ドル。

○27型フルHD液晶のオールインワン型デスクトップPC「LAVIE Home All-in-one」

もう1つはオールインワン型デスクトップPC「LAVIE Home All-in-one」という、なかなかチャレンジングなモデルだ。

ナローベゼルの27型液晶ディスプレイは、IPS方式で解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。加えて大きな特徴なのは、画面が振動して音を出すスピーカーになっていることだ。これはLG Displayの技術「Crystal Sound Display」というもので、ヤマハがサウンドチューニングを担当している。ブースはかなり騒々しい環境だったが、十分な音質に聞こえた。

PC本体部分を、画面の真後ろに配置しているのもポイントだ。本体部分はスタンドも兼ねる。正面からは画面しか見えず、ナローベゼルと画面スピーカーとともに、コンテンツへの集中感は相当なもの。ユーザーに向けては、こうしたエンターテインメント性を押し出していくモデルだ。音声認識で起動させるWake On Voice機能を備える。

CPUには第10世代Intel Core i7プロセッサを搭載。プレスリリースで公開されたスペックでは、CPUがIntel Core i7-10510U(1.8GHz)、メモリがDDR-2666 8GB(4GB×2)、ストレージが256GB SSDと3TB HDD、グラフィックスがIntel UHD Graphics(CPU内蔵)、光学ドライブがDVD±Rドライブ、OSがWindows 10 Home 64bit版となっている。米国での価格は1,799.99ドル。