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ドラッグ&ドロップでファイルを開けない場合に試してほしい対処法

会議で使用する資料の作成など、何らかの作業をPCを使って行っている際、こんな問題が発生してしまい、困ってしまうことがあります。

ドラッグ&ドロップでファイルが開かない!?
Windows OSを搭載したPC上で動作するアプリケーションソフトウェアの中には、あらかじめ起動しておいたソフトウェアのウィンドウに対し、デスクトップやエクスプローラーのファイルをドラッグ&ドロップすることで、そのファイルを開き、内容を表示できるものがあります。※

Windowsに標準搭載されているメモ帳(notepad.exe)アプリも、その一つです。

そのためデスクトップ上にテキストファイルが保存されており、あらかじめメモ帳アプリが起動している以下のような状況であれば、ドラッグ&ドロップすることでファイルを開くことができます。

デスクトップ上の『テスト(.txt)』というテキストファイルを、メモ帳アプリにドラッグ&ドロップするイメージ図:

ところが、ファイルをドラッグ&ドロップしても開くことができず困った、といった問題が起こることがあります。

そこで今回は、ファイルをドラッグ&ドロップで開く機能に対応しているアプリであるにも関わらず、ファイルをドラッグ&ドロップしても開くことができない場合に試してほしい対処方法をご紹介します!

※ドラッグ&ドロップでファイルを開く機能に対応していないアプリケーションソフトウェアでは、ドロップ操作を実行しても、ファイルを開くことはできません。

ドラッグ&ドロップでファイルを開けないときは、ソフトが管理者権限で起動していないかを確認!
ファイルをドラッグ&ドロップで開く機能に対応しているソフトウェア(アプリ)であるにも関わらず、ファイルをドラッグ&ドロップしても開くことができない場合には、ドロップ対象のソフトウェアが管理者権限で起動していないかを確認してください。

参考:Windowsのアプリケーションソフトウェアが管理者権限で起動しているかどうかを確認する方法

もし管理者権限(管理者特権を持っている状態)で起動しているようであれば、一度アプリケーションソフトウェアを終了。
そして管理者特権を持っていない状態で起動しなおしてから、再度ファイルをドラッグ&ドロップし、ファイルを開けるか確認、という手順を試してください。

ドラッグ&ドロップでファイルを開けないのが、プロセス同士の権限の関係に起因するものであれば、この対処法で改善できる場合があります。

管理者特権を持っていないプロセスからは、管理者特権を持っているプロセスへのドラッグ&ドロップ機能が利用できません!
実は現在のWindows OSでは、管理者特権を持っていないプロセスからは、管理者特権を持っているプロセスへのドラッグ&ドロップ機能が利用できません。

Windows OSのデスクトップやエクスプローラーの機能は、どちらもエクスプローラープロセス(explorer.exe)により、実現しています。
そしてこのプロセスは、管理者特権を持っていない状態で動作しています。

そのため、管理者特権を持っていないエクスプローラープロセス(explorer.exe)から、管理者権限(管理者特権を持っている状態)で起動しているアプリケーションソフトウェア(プロセス)に対し、ドラッグ&ドロップ機能を利用できないのです。

したがって、こういったプロセス同士の権限の関係により、ドラッグ&ドロップでファイルを開けないケースであれば、ドロップ対象のソフトウェアを管理者特権を持っていない状態で起動しなおすことで、ドラッグ&ドロップ機能を利用してファイルを開けるようになる、というわけです。

この現象については簡単に再現できるため、以下手順を実際に試してみると分かりやすいでしょう。

管理者権限でメモ帳アプリを起動する。
参考:Windows アプリケーションを管理者権限で起動・実行する方法
エクスプローラー、またはデスクトップからテキストファイルを管理者権限で起動したメモ帳アプリにドラッグ&ドロップし、ファイルを開けないことを確認する。
管理者特権を持っていない状態のメモ帳アプリを起動する。
(初期設定状態のWindows 10であれば、通常の操作でメモ帳を起動すれば、管理者特権を持っていない状態となります。)
エクスプローラー、またはデスクトップからテキストファイルを管理者特権を持っていない状態のメモ帳アプリにドラッグ&ドロップし、ファイルを正常に開けることを確認する。
ちなみに上記手順は、ExcelとExcelブックファイル(*.xlsx)の組み合わせなどでも、再現させることが可能です。

※このセクションで紹介している手順は、本エントリー執筆時点の最新バージョンであるWindows 10 1909(初期設定状態)とメモ帳(Windows 10 1909に標準搭載)、Excel 2019で再現することを確認しています。

Outlookでリンクを開けない場合にも、同様の対処法で改善できる場合あり!
先ほどご紹介した事例では、プロセス同士の権限の関係により、ドラッグ&ドロップ機能を使ってファイルを開けませんでした。
この事例と同じように、プロセス同士の権限の関係により正常に動作しないケースについて、もう一つご紹介しておきましょう。

それは、WindowsのメーラーソフトウェアであるOutlookを使っている際、メール本文中のリンク文字列(URLなど)をクリックしても、ブラウザーでリンク先ページを開けない、というケースです。

この現象は、たとえば以下のような条件に合致する場合に発生します。

Windowsの設定画面の『規定のアプリ』で、『Web ブラウザー』にGoogle Chromeを設定している。
Google Chromeをすでに管理者権限で起動している。(デスクトップ上のショートカットを右クリックし、『管理者として実行』メニューをクリック。)
参考:Windows アプリケーションを管理者権限で起動・実行する方法
管理者特権を持っていない状態のOutlookで、受信したメールの本文中のリンク文字列(URL)をクリックした。
このケースではプロセス同士の権限の関係により、管理者特権を持っていないOutlookプロセスから、管理者特権を持っているGoogle Chromeプロセスのリンク先ページを開く機能が利用できません。
そしてGoogle Chromeを管理者特権を持っていない状態で起動しなおすことで、リンク先ページを開く機能が正常に動作するようになります。

または、Outlookを管理者権限で起動しなおすことにより、管理者特権を持っているGoogle Chromeプロセスに対して、リンク先ページを開く機能が正常に動作するようになるはずです。

※このセクションで紹介している手順は、本エントリー執筆時点の最新バージョンであるWindows 10 1909とOutlook 2019、Google Chrome(79.03945.88)で再現することを確認しています。

これら事例のように、プロセス同士の権限の関係により、ソフトウェア(プロセス)が正常に動作していないと思われる場合には、両者の動作権限をそろえる対処法を試してみてくださーい!