BMWグループは1月7日、米国ラスベガスで開幕したCES 2020において、2021年に発売予定の次世代EVの『iNEXT』(BMW iNEXT)に、5Gテクノロジーを搭載すると発表した。
◆1回の充電での航続は600km以上
BMWグループは2018年秋、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2018において、EVコンセプトカーのBMW『ヴィジョンiNEXT』をワールドプレミアした。その市販版がiNEXTとなり、2021年からドイツ・ディンゴルフィン工場で生産を行う予定だ。iNEXTは、クロスオーバーEVとなる。
iNEXTには、BMWグループのEVパワートレイン、「eDrive」の最新バージョンを搭載する。1回の充電での航続は、600kmを超える予定だ。さらに、iNEXTでは、将来のモビリティのための重要な技術を、1台の車に統合する。iNEXTはピュアEVで、最新のコネクティビティを採用し、高度な自動運転も可能にする。BMWグループによると、レベル3の自動運転を実現するという。
◆5GがiNEXTの自動運転やエンタメ機能を強化
BMWグループはこのiNEXTに、5Gテクノロジーを搭載する。BMW はiNEXT にSIMカードを内蔵させ、5G機能を提供する。次世代の5Gテレマティクスコンポーネントは、サムスン、その傘下のハーマンと共同開発されている。
5Gテクノロジーは、レベル3以上の高度な自動運転に不可欠という。自動運転を含めた車両の非常に複雑な機能は、車両自体でリアルタイムに処理され、データ量の増加に対応する。
2020-01-09 00:18:44