パリ市内にある14の美術館に所蔵されている約1万点に及ぶアート作品の高解像度画像が無料でダウンロードできるようになった。
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これは上記の美術館を統括する公的機関・ParisMuséesが1月8日に発表したもの。
印象派を代表するフランスの画家であるクロード・モネや写実主義画家のギュスターヴ・クールベらの歴史的価値の高い作品画像が、商業的使用の有無にかかわらず使用できる。
この狙いについてParisMuséesは「コレクションの普及を強化して芸術と文化へのアクセス促進をはかり、作品の認知度を高めることでフランスおよび海外の地方コレクションの知識を高めたい」とコメントしている。
クリエイティブコモンズゼロライセンスによるオープンソース化
『Saint-Germain l'Auxerrois, par Claude Monet.』Brüder Hartmann/Paris Musées
画像は、コンテンツの作者や所有者が著作権による利益を放棄することで利用者が自由にコピーし、作品を拡張できるようになる「クリエイティブコモンズゼロライセンス」(外部リンク)という規定のもと公開。
作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能とし、オープンソースとしてさまざまな活用を行えるようになる。
なお、ParisMuséesは使用した画像について、ダウンロードした際に提供される作品のタイトルや著者名、「ParisMusées」のクレジットを記載することを勧めている。
2020-01-09 22:46:57