ベストをつくそう。
オンラインサービスのアカウントで2段階認証(2FA)を有効にしている場合、新しいデバイスからログインするときには、ユーザー名とアカウント、そして認証アプリが必要になります。
多くの人はスマートフォンのSMS(ショートメッセージ)を利用していますが、これだけではハッキングの危険があります。また、Facebook(フェイスブック)などに電話番号を教えるのがためらわれる場合も。しかし認証アプリなら物理的なアクセスが必要なため、セキュリティを向上させることができます。
アカウントによって対応する認証アプリも異なるのですが、この記事では代表的なアプリを5つご紹介しましょう。
Google Authenticator
Google(グーグル)謹製のこのアプリは、Googleアカウントだけでなく、もっとも基本的な認証アプリとして使えます。アカウントの追加は、QRコードをカメラで読み取るか、数字のコードを入力するだけと簡単です。
端末の移行も比較的簡単で、このように手順を説明してくれるので、突然アカウントから締め出されることもありません。なお、ダークモードがサポートされているのは好印象ですが、複数デバイスやクラウド同期はサポートされていません。
Android版とiOS版は、こちらから無料でダウンロードできます。
Microsoft Authenticator
Google Authenticatorと同じく、シンプルで信頼性の高いMicrosoft Authenticatorは、Microsoft(マイクロソフト)以外にもさまざまなアカウントをサポートしています。見た目も前述のアプリと似ているのですが、コードリストやアカウントごとのビジュアルアイコンなどが見やすくなっています。
さらにクラウドバックアップでは、オリジナルのデバイスにアクセスできなくなった場合、新しいデバイスにサインインしてコードが取得できます。また、画面ロックと同じくPIN、指紋、顔認証でアプリを保護するオプションも存在します。
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Authyも標準的な認証アプリです。すべてが安全にクラウドにバックアップされ、デバイス間の切り替えが簡単にでき、複数のデバイスを使って2FAで保護されたアカウントにアクセスできます。
また使いやすく豊富な機能にくわえ、Authyはユーザーが追加したすべてのアカウントをメイン画面下部のグリッドに表示し、アイコンをタップするだけで必要なコードが取得できます。Google、Microsoft、Facebook、Dropboxなどの主要アカウントもサポートされています。
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ほとんどのパスワード管理アプリは、認証アプリとしても使えます。アプリを使って2FAコードを生成したり、ログイン認証情報を記録することもできるんです。LastPassもそのうちのひとつで、無料版と有料版の両方が存在し、すべてのデバイスとブラウザでシームレスに機能します。
LastPassではSMSやログインのプッシュ通知、コードの生成が可能で、すべてのアカウントとコードをクラウドにバックアップできます。インターフェースには若干難がありますが、機能には問題はありません。
Android版とiOS版は、こちらから36ドル(約3900円)でダウンロードできます。
Duoのセキュリティサービスは主に企業向けですが、クリーンで信頼性の高い認証アプリは誰でも使うことができます。他のアプリと同様、多様なサードパーティーのアカウント(AmazonからSnapchatまで)をサポートしており、セットアップも迅速かつ簡単です(通常は数回のタップとQRコードのスキャンですみます)。
アプリ内に複数のアカウントを設定している場合は、ひとつのマスターリストから簡単に区別して管理できます。プッシュ通知をサポートしているサービスなら、それらのアカウントもスマートフォンで処理できます。さらに、スマートフォンの生体認証機能を利用した本人確認も可能です。
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2020-01-13 02:17:59