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スコットランド警察、Cellebriteのスマホロック解除機器を正式導入

スコットランド警察は1月20日より、事件捜査のために、iPhoneを含むスマートフォンからデータを抜き取る“サイバーキオスク”と呼ばれる機器を使用していく方針を明らかにしました。

Cellebriteが協力

設置されたサイバーキオスクを使うことで、警察は対象となるスマートフォンからメッセージ、画像、動画、アプリといったデータを抜き取ることが可能となります。

スコットランド警察が導入したこの最新機器が、いかなる仕組みに基づいているのかは明らかになっていませんが、当局が公開した公式ビデオを確認すると、Cellebriteのロゴがモニター上部に確認できるため、同社のハードウェアが活用されていると推測できます。

Cellebriteは2019年、どのiOSデバイスからでもデータを引き出せると発表しました。iPhoneを解除できるのは同社だけでなく、Grayshiftも最新のiPhone11 Pro Maxをロック解除できると述べています。

サイバーキオスクは各警察署に合計41台設置され、2020年5月までの正式稼働を目指します。

違法性の懸念もあるが

2015年に米カリフォルニア州で発生した銃乱射事件をきっかけに、政府当局がどこまで民間企業の方針や一般人のプライバシーに介入できるのかが争点になっています。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「個人情報の安全性に妥協を認めれば、それは個人の安全を危険にさらすことになる」と述べ、Appleは政府の要求に応じてバックドアを設けることはしないと宣言しています。

スコットランド警察によるサイバーキオスク導入は当初、2018年に予定されていたものの、同国の議会や人権団体などから違法性を指摘されて棚上げ状態となっていました。

しかし今回、スコットランド警察は「王立事務所及び地方検察官(COPFS:Crown Office and Procurator Fiscal Service)によって法的根拠を承認された」と述べ、指摘されてきた違法性の懸念は払拭されたと述べています。「証拠を保持しているのかいないのか、迅速にデバイスを特定することによって、人々の生活への介入を最小限に抑えるとともに、公的サービスの質を向上させることができる」

なお、日本の捜査当局も2019年2月時点で、少なくとも3つの事件でCellebriteと協力し、所有者の許可なくiPhoneのロック解除を行ったことが判明しています。