NEC、画面が震えて音を出す「LAVIE」デスクトップPC - 音声操作も進化

NECパーソナルコンピュータは1月21日、液晶ディスプレイを前面に、PC本体を背面にデザインしたフルHD液晶一体型デスクトップPC「LAVIE Home All-in-one」を国内発表した。2月中旬に発売し、価格はオープン。店頭予想価格は税込164,800円前後から。

「LAVIE Home All-in-one」は、背面にある液晶ディスプレイのスタンドがPC本体も兼ねる設計の液晶一体型デスクトップPC。1月3日（米国時間）に米IT展示会「CES」で発表された製品で、デスクトップPCとしては異色ともいえる、液晶を前面に、本体を背面にした山折り型デザインを採用。また、ディスプレイには液晶パネルを振動させて音を出すLG Displayの技術「Crystal Sound Display」を搭載した。ディスプレイから音を出すことでリスニングポジションが広がり、没入感が高まるという。

サウンドチューニングはヤマハが担当。スピーカー出力としては、2.7W＋2.7W（フルレンジ：1.5W×2、ツイーター：1.2W×2）、もしくは3W＋3Wとなり（モデルにより異なる）、音楽が聴きやすい「BGMモード」や、ニュースやラジオ再生に向いた「ボイスモード」を再生モードとして用意する。上位機ではテレビチューナーも内蔵し、対応モデルでは地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送が視聴できる。

音声操作機能も進化。これまではシャットダウン状態からの音声起動が可能だったが、新たに、音声による起動状態からのスリープ・シャットダウン操作および、アプリの起動、操作が可能となった。

ラインナップは「HA970/R」「HA700/R」「HA770/R」「HA370/R」の4種類。HA970/RとHA700/Rが27型ワイド液晶、HA770/RとHA370/Rが23.8型ワイド液晶となる。プロセッサは上位3モデルで第10世代Intel Core i7-10510Uを搭載。通信はギガビットの有線LANやWi-Fi 6（IEEE802.11ax）に準拠し、Webカメラは収納型となる。生体認証には対応しない。