Apple、App Storeでの新型コロナウイルス関連アプリに制限

Appleは現地時間3月14日、公的機関や医療施設など、健康や医療に関し専門的な知識と正しいデータを持つ組織以外が作成した新型コロナウイルス（COVID-19）に関連するアプリは、App Storeで一切受け付けないと発表しました。

開発者向けページで呼びかけ

Appleは14日、開発者向けページにおいて、「政府機関、健康管理などに特化した非営利団体、健康関連で実績のある企業、医療および教育機関」以外は、新型コロナウイルス関連のアプリをApp Storeに申請しないよう通達しました。

また新型コロナウイルスを題材としたエンターテインメントやゲームアプリは一切受け付けないとも記しています。

米メディアNBCは3月初め、公に認められた衛生機関以外からリリースされた新型コロナウイルス関連アプリはApp Storeから削除されていると報じましたが、それが事実だったことになります。

正しい情報を提供するアプリを優先的にレビュー

同時に、新型コロナウイルスに関する正確な情報を提供するアプリをできるだけ早くユーザーの手元に届けるため、前述の条件を満たす組織のデベロッパーについては、アプリを申請する際に「Time-Sensitive Event（一刻を争うイベント）」の項目を選択するよう求めています。これをチェックすることによって、優先的にレビューが行われるためです。