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親指サイズの恐竜化石 琥珀の中に発見!「重さ2g」世界最小

琥珀の中に約1億年前の恐竜の化石(Lida Xing)

中国科学院の研究チームは、ミャンマーの鉱山で発掘された手のひらサイズの琥珀の中に、重さ2グラムの恐竜の頭の化石が含まれているのを見つけた。これまでに発見された恐竜の化石の中でも最小だという。

科学誌『ネイチャー』に今月11日に掲載された論文によると、北京の脊椎動物古生物学・古人類学研究所のジンマイ・カスリーン・オコナー博士らの研究チームは、2016年にミャンマー北部で発掘された約9900万年前の琥珀の中に、トリの頭によく似た頭蓋骨が入っているのを発見。

恐竜か鳥の祖先か

頭部のアップ(上)と特殊なCTスキャン技術で明らかになった頭部の構造(下)。くちばしの内部にはトゲのような牙が100近く並んでいる(Nature)

この化石の頭蓋骨は長さ7.1ミリ、重さ2グラムと、現存する世界最小の鳥マメハチドリより小さいが、特殊なCTスキャン技術を使って頭蓋骨の内部を調べた結果、鳥とは異なり、とがったくちばしの内側にはトゲのような牙が100本近く生えていることを確認した。

また、小さな体には不似合いなくらい大きな目をしていて、眼窩のくぼみの形状から、トカゲのように丸く出っ張った眼球を持っていたと考えられており、日光がある昼間に狩りをしていた可能性が高いが、非常に小さな体のため、獲物は自分より小さな昆虫ばかり狙っていたと考えられている。

クローン再生は可能か

蜜を吸うハチドリのような姿をしているが、獲物は昆虫を食べていたと考えられる(Zhixin Han)

この琥珀は、カウン・ラ(Khaung Ra)さんという人物が購入して、義理の息子が運営している琥珀博物館に寄贈したことから、ラテン語の「oculus(目)」と「dentes(歯)」「aves(鳥)」に、寄贈者の名前を組み合わせて「オクルデンタビス・カウンラエ(Oculudentavis khaungraae)」と名付けた。

今回発見された化石は、始祖鳥のように恐竜から進化した鳥の祖先である可能性が高いが、その境界線はあいまいだ。保存状態が良く、琥珀の中の化石は軟組織を残している場合が多いため、DNAを採取できる可能性があるが、『ジュラシック・パーク』のように恐竜のクローンを作るには不十分だという。