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7000万年前、1日は30分短かった。後期白亜紀の貝の化石により判明(ベルギー研究)

どうやら今の地球は、恐竜の時代の終わり頃に比べると、少々回転がゆっくりになっているようだ。

後期白亜紀の貝の化石から、その当時1年は372日あったことが判明したのである。つまり、1日は23時間と30分しかなかった。

ベルギー・ブリュッセル自由大学の研究グループが『Paleoceanography and Paleoclimatology』で発表した研究では、「厚歯二枚貝」という絶滅した貝の「成長線」を調査している。

これは木の年輪のようなもので、貝の成長速度や当時の1年の日数を知る手がかりとなる。

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現代のサンゴのような存在だった後期白亜紀の二枚貝

この研究では、熱帯の浅瀬(現在はオマーンの山間部の乾燥した地域)で9年間生きた「Torreites sanchezi」という厚歯二枚貝の個体が分析された。

世界中の熱帯海域に広く分布していたこの厚歯二枚貝は、6600万年前に恐竜が絶滅した出来事によって、同じく姿を消してしまった仲間で、どこか熊の手を思わせる蓋のついたコップのような姿が特徴的だ。

現代のカキのように岩礁の中で成長するのだが、後期白亜紀においては岩礁が作り出すニッチを支配し、現在ではサンゴがはたしている役割を担っていた。

現生のシャコガイという二枚貝は、体に褐虫藻を宿しており、それが光合成で作り出す栄養素を利用している。Torreites sancheziと太陽との関係も、シャコガイのそれに近かった可能性がかなり濃厚であるとのことだ。

研究グループによると、厚歯二枚貝が光共生系であるかどうかについての議論は、形態に基づく多分に推測的なものでしかなかった。だが、今回の発見は、少なくともT. sancheziに関しては、この仮説を裏付ける初めての確かな科学的証拠であるそうだ。